在庫ゼロで稼ぎまくれる“ズルいスモビジ錬金術”を人気起業家が告白 サラリーマンなら「副業はこれ一択」断言できるビジネスの正体
スキルもコネもないごく普通の会社員でも、副業スモールビジネスで「月収100万円」を稼ぐことは十分可能だ――。そう話すのは、元祖退職代行サービス「EXIT」の創業者、おかざき氏(@okazakithe)である。身一つで事業を立ち上げ、巨大な産業を生み出した同氏だからこそ語れる「スモールビジネス成功の奥義」とは。
「半径5m以内のリアルな課題」から事業の種を見つける方法から、完璧主義を捨てて最小コストでマネタイズを実現する実践論、そして副業で月収100万円を目指すための具体的なロードマップまで、同氏にたっぷりと教えていただいた。全4回の第3回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
完璧主義者がスモビジで成功できない理由
ひとつのビジネスアイデアや商品が実際にユーザーに刺さるかどうか、売れるかどうかは、熟練したプロの経営者でも100%完全に予測することなんてできません。じゃあ、どうやって答えを知るのか。
たった一つの方法があります。
それは、「リリースすること」です。
とにかく、市場に出してみる。ユーザーの前に差し出してみる。それ以外に、売れるかどうかを確かめる方法はありません。リリースこそが、唯一の「答え合わせ」なんです。
だから俺は、「完璧なものを作るな。とにかくまず出せ」と言いたい。
多くの人は、失敗を恐れて行動できません。「こんな中途半端なものを出して、笑われたらどうしよう」「批判されたらどうしよう」と。その気持ちは痛いほどわかります。でも、そのプライドが、あなたの成功を一番遠ざけているんです。
超「ローリスク」なスモールビジネスの始め方
「レンタル怖い人」がいい例です。もし、あのサービスを完璧に作り込むために、スタッフを雇って、事務所を借りて、システム開発に半年も1年もかけていたら……想像するだけでゾッとします。時間もお金も、すべてが無駄になっていたでしょう。
でも、俺たちがやったのは、数時間で簡単なホームページを作って、公開しただけ。かかった費用は、ドメイン代とサーバー代くらい。だから、ダメだとわかった瞬間に、ノーダメージで即座に撤退できたんです。
あなたのやるべきことは、壮大な事業計画書をパワポで100枚作ることでも、完璧なウェブサイトを業者に発注することでもありません。
「このアイデアは需要があるのか?」というたった一つの問いに、最小限のコストと時間で答えを出すための「何か」を、今すぐ作って市場に出すことです。
在庫ゼロで金脈を見つけ出す“ズルいビジネステクニック”
たとえばモノを売りたいなら、商品がなくてもいい。商品のサンプル写真だけ撮って、BASEやShopifyなどでECサイトを1日で作って公開してみる。注文が入ったら「すみません、大好評につき売り切れ中です。再入荷までお待ちください」と言えばいい。注文がゼロなら、その商品は需要がないということです。
もしサービスを売りたいなら、サービスが固まっていなくてもいい。ペライチやStudioのようなツールで、サービス内容を書いたLP(ランディングページ)だけ作って、問い合わせフォームを設置してみる。問い合わせが来たら、そこからヒアリングしてサービス内容を固めていけばいい。
“ほぼゼロ円”で副業コンサルになれる超簡単な方法
そしてto B向けのコンサルをやりたいなら、実績がなくたって構わない。それっぽいXアカウントを作って、企業の経営者っぽい人に「御社の〇〇という課題、こういう方法で解決できます。一度お話聞かせてもらえませんか?」ってDMを100件送ってみる。1件でも返信があれば、そこにニーズがある証拠です。
「リリース」のハードルを、自分の中で極限まで下げてください。失敗したっていいんです。だって、お金も時間もほとんどかかっていないんだから。ダメージはほぼゼロです。むしろ、「このやり方はダメだった」という、お金では買えない貴重なデータが手に入っただけ。さっさと次のアイデアの検証に移ればいいんです。
サラリーマンなら「副業はこれ一択」断言できるビジネス
「いきなり事業を始めるのは怖い」「まずは副業からスタートしたい」
サラリーマンの方なら、そう思うのが自然でしょう。家族もいるだろうし、いきなり収入がゼロになるリスクは取れない。じゃあ、何から始めればいいのか。