高市政権で日経平均株価は7万5000円?「サナエノミクス」相場はアベノミクスを超える!逆張り投資家が今後の展開を大胆予測

高市早苗政権が誕生し、市場は活況を呈している。安倍晋三元総理のアベノミクスを彷彿とさせる「サナエノミクス」への期待から、日経平均株価は連日のように高値を更新する展開だ。
だが、この歴史的な株価上昇は、はたしてどこまで続くのだろうか。政局の行方、日銀の金融政策、そして予測不能な地政学リスクなど、複雑な要因が絡み合う中、個人投資家は市場とどう向き合うべきか。
今回は逆張り投資を得意とする、おしん氏(@oshinchan93)に展望と市場の読み解き方について、話を伺った。
目次
「アベノミクス」超えの大相場に
ーー高市政権が誕生し、日経平均株価は大きく上昇しています。市場では「サナエノミクス」への期待が高まっているようですが、この現状をどう分析されていますか。
そうですね。政権交代が実現し、高市政権になったことで、現在、期待値がかなり市場に織り込まれている状況だと考えています。日経平均株価も、この期待感を背景に高値を更新しているのでしょう。
個人的にも、安倍元総理の「アベノミクス」を発展させた形での「サナエノミクス」に期待しています。
ーーおしんさんは、この上昇トレンドが続いた場合、具体的な株価水準をどう見ていますか。
中長期的な視点になりますが、3~4年後の日経平均株価は7万5000円と予想しています。
ーー7万5000円ですか。現在の水準から考えると、かなり強気な数字に聞こえますが、その根拠は何でしょうか。
急激なインフレではないものの、徐々に緩やかなインフレは進むと予想しているためです。国内の労働力不足や物価上昇は今後も止まることなく推移すると考えます。
それに比例して、名目上の株価も上がっていくと推察しており、結果として7万5000円は超えてくるのではないかなと。
ーーなるほど。その「サナエノミクス」への期待感、インフレ下での資産防衛という観点からも、市場に変化はありそうでしょうか。
はい。2012年から始まったアベノミクスでは、円安株高の大きな流れが生まれました。当時を振り返り、「あの時買っていれば…」と後悔した経験を持つ人も少なくないのではないでしょうか。
そういった過去の成功体験、あるいは後悔の経験から、「今度こそは」と高市政権誕生を機に新たに投資を始めようという方も増えるのではないかと感じています。
実際、私の身の回りでも、友人や同僚から「最近、証券口座を開設した」といった話をちらちら聞くようになりました。
以前に比べて、投資が非常に身近なものになったと実感しています。市場に新規参入者が増えることは、株価上昇をさらに後押しする要因になると考えています。