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今が「都心マンション購入のラストチャンスかもしれない」識者警鐘のワケ なぜ“価格が落ち着くのを待つ”人は失敗するのか

(c) AdobeStock

 都心マンション価格の高騰が続き、「もはや若手には手の届かない存在」「いつか来る暴落を待つべきだ」という諦観や懐疑論が渦巻いている。しかし、都心マンション市場の動向に詳しいAsh@コンサル×マンション氏(@ashita01x)は、「待つことこそ最大のリスクだ」と警鐘を鳴らす。

 マンション購入は「インフレから資産を防衛し、QOLを劇的に向上させ、未来の選択肢を広げる」ための最強の自己投資だと喝破する同氏。ライフステージに合わせた具体的な住み替え戦略や、若手エリサラが最速で資産を築くためのロードマップを余すことなく解き明かしていただいた。全5回の第1回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第1回。

目次

“若手こそ今、都心マンションを買うべき”これだけの理由

 こんにちは、Ashと申します。Xでは「コンサル×マンション」をテーマに、主に若手エリートサラリーマン(エリサラ)の皆さまへ向けた情報発信をしています。

 私は現在、外資系コンサルティングファームに勤務する新卒3年目です。昨年、社会人2年目の時に、一大決心をして都心のマンションを購入しました。

「なぜ、この若さで?」

「不動産価格が高騰している今、買うなんて無謀じゃないか?」

 友人や同僚からは、そんな声も聞こえてきました。しかし、私はむしろ「この時代だからこそ、若手がマンションを買うべき明確な理由」があると確信しています。

マンション購入は人生をデザインするための「最強の武器」だ

 振り返ってみれば、賃貸マンションに住んでいた頃は、毎月決まった額の家賃を払い、それはただの「コスト」として消えていきました。しかし、今は違います。毎月のローン返済は、自分の「資産」を少しずつ、しかし着実に積み上げているという実感に繋がっています。朝起きて、洗練された共用施設を通り抜け、都心の景色を眺めながら職場へ向かう。その一つ一つの体験が、日々のモチベーションを高め、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を劇的に向上させてくれました。

 この連載記事では、私がなぜ現在のマンション市況をチャンスと捉えているのか、そして、これからの時代を生き抜く若手エリサラが、マンション購入をいかにして「最強の武器」に変えることができるのか、その具体的な戦略とノウハウを、私の実体験と分析に基づいて余すことなくお伝えしたいと思います。

 これは単なる不動産投資の話ではありません。あなたの人生をより豊かに、そして戦略的にデザインするための「令和の若手の上昇戦略」の一つのモデルケースです。ぜひ最後までお付き合いください。

都心マンション価格が“下がる可能性が低い”構造的理由

「都心マンションの価格はバブルだ。いつか必ず弾ける」

 メディアやSNSで、このような論調を目にする機会は少なくないでしょう。しかし、私はこの見方には懐疑的です。現在の状況は一過性の投機的な熱狂、すなわち「バブル」ではなく、もっと構造的で根深い「インフレ」が本質だと考えています。

 インフレとは、ご存知の通り、モノの価値が上がり、相対的にお金(円)の価値が下がることを指します。私たちが日々スーパーで買う食料品が値上がりしているように、建築資材や人件費も高騰しています。マンションもまた、資材と労働力から成る「モノ」の一つ。その価格が上昇するのは、資本主義の大きな潮流から見れば至極当然のことなのです。

 この見方を裏付けるデータもあります。不動産流通のインフラである「レインズ」のレポートによれば、直近においても、首都圏の中古マンション成約件数、そしてm2単価は共に上昇を続けています。これは、一部の富裕層だけが市場を牽引しているのではなく、実需層も含めて市場が活況であることを示しています。

今が都心マンション購入の「最後のチャンス」かもしれない

 では、この上昇トレンドは今後も続くのでしょうか。私は、短期的な視点と長期的な視点に分けて考えています。

 まず、短期的(直近2〜3年程度)な視点では、都心エリアの平均価格は引き続き上昇していく可能性が高いと見ています。

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この記事の著者
Ash@コンサル×マンション

外資系コンサルティングファームに勤める20代若手サラリーマン。新卒2年目で都心にマンションを購入した経験を元に、暴騰相場だからこそ若手のうちに資産性の高いマンションを購入する必要性を感じ、主に1次取得の若手エリートサラリーマン向けに住宅購入についての情報発信や個別相談等を実施。

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