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資産価値が落ちないマンションに共通する“たった1つの条件”を宅建士の元フジテレビアナが指摘「住み替えるほど資産が増える」資産形成術の全貌とは

(c) AdobeStock

 タワーマンションを6戸売買した経験を持つ異色の「タワマン愛好家」として知られる、元フジテレビアナウンサーの西岡孝洋氏。同氏にとって、タワマン購入は投機的な「投資」ではなく、純粋な好奇心から来る「趣味」に近い感覚だったそうだが、豊かな生活を求めて住み替えを繰り返すうち、結果として大きな資産を築くに至ったという。

 驚異的な「マンションの目利き力」でも知られる同氏が今回、タワマン投資の真髄を告白。巷で囁かれる「タワマン暴落論」を恐れる必要がないのはなぜか。金融資産としてのタワマンが持つ圧倒的な優位性とは何か。そして「10年後の出口」から逆算する物件選びの極意や、住み替えながら資産を育てる戦略の全貌とは。そのすべてを余すところなく語っていただいた。全5回の第4回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第9回。

目次

住み替えながら資産を育てる「不動産わらしべ長者」戦略

 20代であれば、私は「一生住める家」でなくても構わないとさえ思っています。むしろ、ライフステージに合わせて住み替えていくことを前提に、その時々の自分に最適な家を選び、資産を少しずつ大きくしていく。そんなアクティブな住まいとの付き合い方が、これからの時代には合っているのではないでしょうか。

 50代になったら、そのときは本当に「終の棲家」となる、一生住める家を探せばいいのです。

それでも私が「不動産は今後も上がる」ほうに賭ける理由

 私が25歳で初めてマンションを買ったとき、まさか自分が7回も家を売買し、それが資産形成につながる未来が来るなど、まったく想像していませんでした。当時は値下がりするのが当たり前の時代だったのですから。

 では、これから先の10年、20年で、時代はまたどう変わっていくのでしょうか。

 未来を正確に予測することは誰にもできません。しかし、「株も不動産もどんどん上がっていく確率」と「株も不動産もどんどん下がっていく確率」、どちらの可能性が高いかと問われれば、インフレの進行などを考慮すると、私は前者のほうが若干高いのではないかと感じています。

「あのとき家を買わなくてよかった」という未来は来ない

 もちろん、どこかのタイミングで価格調整が入り、一時的に市況が下がることはあるでしょう。しかし、「あのとき買わなくてよかったね。今や都内の家なんて全部3,000万円で買える時代になったよ」という未来が来ると本気で信じている人がいるなら、逆にその根拠を教えてほしい、とさえ思います。

「株も不動産も上がっている。それこそがバブルの証拠だ」という批判があることも承知しています。そう言われてしまえば、確かにそうかもしれない、としか答えようがありません。しかし、可能性の大小で判断するならば、私はやはり、適切な物件を、適切なタイミングで、無理のない資金計画で買うことは、将来の資産を守り、育てる上で非常に有効な手段だと信じています。

資産価値が落ちないマンションに共通する“たった1つの条件”

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この記事の著者
西岡孝洋

1976年、佐賀県生まれ。慶應義塾大学卒業後、1998年に株式会社フジテレビジョン入社。「スーパーニュース」キャスターや「すぽると!」2代目総合司会、「めざまし8」情報キャスターなどを歴任。 また、五輪やサッカーワールドカップの中継を担当し、「東京オリンピック」ジャパンコンソーシアムの中継、ワールドカップサッカー日本代表の試合の実況などを担当した後、2025年3月にフジテレビジョンを退社した。 ファイナンシャルプランナー1級、世界遺産検定1級、ITパスポート、知的財産管理士2級などの資格を保有し、宅地建物取引士、行政書士の試験に合格している。 趣味は旅行で、全国47都道府県制覇、世界50ヵ国を旅している。

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