マンション購入者がいま本気で狙うべき“都内の穴場エリア”をタワマン愛好家の元フジテレビアナが実名公開 23区内「街の序列」がひっくり返る前のラストチャンスか

タワーマンションを6戸売買した経験を持つ異色の「タワマン愛好家」として知られる、元フジテレビアナウンサーの西岡孝洋氏。同氏にとって、タワマン購入は投機的な「投資」ではなく、純粋な好奇心から来る「趣味」に近い感覚だったそうだが、豊かな生活を求めて住み替えを繰り返すうち、結果として大きな資産を築くに至ったという。
驚異的な「マンションの目利き力」でも知られる同氏が今回、タワマン投資の真髄を告白。巷で囁かれる「タワマン暴落論」を恐れる必要がないのはなぜか。金融資産としてのタワマンが持つ圧倒的な優位性とは何か。そして「10年後の出口」から逆算する物件選びの極意や、住み替えながら資産を育てる戦略の全貌とは。そのすべてを余すところなく語っていただいた。全5回の第5回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第10回。
目次
ネットで叩かれるマンションが狙い目だと言える理由
前回の記事で、ネットの口コミサイトなどには得てしてネガティブな情報が投稿されがちだというお話をしました。そうした口コミを見ていると、せっかく気に入った物件があったとしても、購入意欲がしぼんでしまいがちです。
しかし、ここで発想を転換してみてください。それだけ多くのネガティブキャンペーンが張られるということは、裏を返せば、それだけ多くの人がそのマンションに興味を持ち、注目している証拠なのです。本当に誰も見向きもしないマンションなら、悪口すら書かれません。
もちろん、書かれている情報をすべて無視しろというわけではありません。たとえば、ハザードマップに関する指摘があれば、それは自分自身で自治体のホームページなどを見て、客観的な事実を確認すべきです。
私が7件のマンション購入で守り抜いた“唯一の鉄則”
しかし、それ以外の主観的な悪口、たとえば「隣に〇〇があるからダメだ」といった類のものは、自分自身が許容できるかどうかで判断すればいいのです。私がかつて購入した浜松町のタワマンも、近くにJRAの馬券売り場があるというだけで、散々ネガティブな書き込みをされました。しかし実際に住んでみれば、500mも離れていてまったく気にならないレベルでした。
情報過多の時代だからこそ、他人の意見に流されるのではなく、自分の頭で考えることが重要です。そして、何よりも大切なのは、必ず「自分の足で現地を見に行く」ことです。私がこれまで購入した7件のマンションで、現地を見ずに買った物件はひとつもありません。地図やデータだけではわからない、街の雰囲気、駅からの道のり、日当たりや風の通り。現地に立ち、そこで自分が生活する姿を具体的に想像すること。それこそが、最良の判断を下すための、唯一無二の方法なのです。
いま本気で狙うべき“都内の穴場エリア”を実名公開
最後に、私が今、個人的に注目しているエリアについてお話ししたいと思います。
都心部はどこもかしこも高騰しており、なかなか手を出しにくい状況ですが、まだ「伸びしろ」があると感じるエリアは存在します。それは、多くの人が持つ「先入観」や「イメージ」によって、その本来の価値よりも割安に評価されている場所です。