東京“城東エリア”のマンションは「今が買い時の巨大な成長株だ」専門家が断言するワケ 城東エリアに眠る“莫大な資産価値”のポテンシャルとは

都内マンション価格の急騰が続き、「もはや庶民には手が出ない」との声も聞こえる。しかし、本当に今は「買い時」ではないのだろうか。この状況に明確な回答を示すのが、城東エリアを専門にこれまで500件以上の購入相談に応じてきたマンション購入専門家・すまいよみ氏(@sumaiyomi)だ。
同氏によれば、首都圏のマンション市場は二極化時代に突入しており、資産価値を踏まえたマンション購入を考えたときに「価格が下がるのを待つ」戦略は避けたいという。同氏に、なぜ今「城東エリア」が“ポテンシャルを秘めた成長株”なのかや、今注目している城東のお宝エリア・マンションの実名などを語っていただいた。全5回の第2回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第12回。
目次
元“世田谷・杉並”住民が「城東エリア」を薦めるワケ
ここで、私がなぜ城東エリアを専門に活動しているのか、少しお話しさせてください。それは、このエリアが持つ圧倒的な「ポテンシャル」と「コストパフォーマンス」に魅了されたからです。
実は私自身、生まれも育ちも東京の西側で、かつては世田谷区や杉並区に住んでいました。当時は、東側に対して漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、実際にこのエリアに移り住み、深く知ることで、その計り知れない魅力に気づきました。ここでは、私が肌で感じた城東エリアの魅力と、今このエリアを選ぶべき理由を、西側との比較も交えながらお話しします。
本当の“東京の中心”は、もう渋谷・新宿ではない
城東エリア最大の魅力は、何と言っても「都心部からの物理的な近さ」です。
今、日本の資本は東京の、特に都心部に集中しています。新しいオフィスビル、話題の商業施設、エンターテインメントスポットの多くは、東京駅、銀座、日本橋、大手町、臨海部といったエリアに集積しています。
西側の渋谷や新宿、池袋ももちろん大きなターミナルですが、近年の再開発の勢いは、広いエリアをまたがる都心エリアに軍配が上がります。仕事に行くにも、休日に遊びに行くにも、この「新しい東京の中心地」に近いというのは、日々の生活の質を大きく向上させる、計り知れないメリットだと私は考えています。
城東エリアに眠る「莫大な資産価値」のポテンシャル
これだけ都心に近いにもかかわらず、マンションの相場が比較的安いのが城東エリアのもう一つの大きな魅力です。
同じ都心までの距離感で比較した場合、西側エリア(例えば城南・城西エリア)と城東エリアでは、まだまだ価格に大きな差があります。これまで西側エリアが「人気の住宅地」としてブランドを確立してきた歴史的経緯もありますが、裏を返せば、城東エリアにはまだ「伸びしろ」が残されているということです。賢く住まいを選びたいと考える方にとって、このコストパフォーマンスの高さは見逃せないポイントです。
データと肌感覚が証明する、城東エリアの意外な素顔「住環境は…」
「城東エリアは下町でごちゃごちゃしている」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、それはもう過去の話です。特に、駅から少し離れた住宅地は、驚くほど住環境が整備されています。
特筆すべきは、公園面積の広さです。例えば、足立区や江戸川区は23区の中でも公園面積がトップクラスで、子どもたちがのびのびと遊べる場所が豊富にあります。
また、西側エリアと比較して感じるのは、街並みのゆとりです。
私がかつて住んでいた西側エリアは、とにかく人と車が多かった。昔からの住宅地が多く、道が細く入り組んでいたり、歩道が狭かったりする場所が少なくありません。環状7号線や8号線、国道246号線といった大通りは常に車で溢れ、正直なところ、子育てをする上で少しヒヤッとすることもありました。
なぜ城東エリアはこれほどまでに暮らしやすいのか
一方で、城東エリアには計画的に整備された街が多く、歩道が広く取られ、緑道が整備されている場所が多いです。土日の車の交通量も比較的少なく、ベビーカーを押しながらでも安心して散策できます。この「ゆとり」は、日々の暮らしに大きな安らぎを与えてくれます。
江東区や墨田区のような商業エリアであっても、利便性を確保しながら小学校や中学校がしっかりと配置され、住環境が維持されている場所が多いのも特徴です。