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「Xの投稿が“ポエム”であふれたら買い」逆張り投資家が実践する高市相場を勝ち抜く鉄壁マイルール

おしん
(c) AdobeStock

 高市早苗政権の誕生をきっかけに、日本株市場はかつてない活況に沸いている。日経平均株価は史上最高値を更新し、上昇基調が続いた。

 その一方で、足元では緊迫化する台湾情勢や、中国による日本への報復措置といった地政学リスク、為替の乱高下に振り回され、日経平均株価は大きく上下に振れる場面も目立つ。

 こうした状況の中で「高値掴みになっていないか」「どこかで急落してハシゴを外されるのではないか」といった警戒感を強める投資家も少なくない。

 今回は、逆張り投資を得意とする、おしん氏(@oshinchan93)にインタビューした。過熱感と不透明感が同居する相場で勝ち抜くために、どのようなマイルールを構築しているのか。

 年末から年明けにかけての市場シナリオとあわせて、冷静かつ大胆な見立てを伺った。インタビュー連載全2回の第1回。

目次

強すぎる上昇相場では、逆張りが仇になる

ーー以前の取材では、ボリンジャーバンドを使った「逆張り」が基本戦略と伺いました。マイナス2シグマ、3シグマまで下げたところでの反発を狙う手法ですが、いまのような強い上昇相場でも機能していますか。

 おっしゃる通りで、いまの相場環境では、私自身の「マイルール」も少し変えざるを得なくなっています。

 チャートを見ればわかるように、いまは非常に強い上昇局面で、日経平均がボリンジャーバンドのマイナス2シグマ、3シグマまで下がる場面そのものがほとんどありません。

 逆張りのシグナルだけを待っていると、なかなかエントリーできず、相場に置いていかれるリスクのほうが大きくなってしまいます。

ーーでは、現在はどのようにポジションを取っていますか。

 基本的には「押し目買い」にシフトしています。上昇トレンドの中でも、日経平均が一時的に下落したり、ボラティリティが高まったりする局面は必ずあります。私は、そうした調整局面で、焦らず少しずつ資金を入れていくスタイルです。

 ただ、根底にある逆張りのスタンスまでは手放していません。すでに保有している銘柄には含み益が乗っているので、そこは無理に動かず、じっくりホールドを続けています。

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この記事の著者
おしん

兼業投資家。2015年に持株会で投資を始め、2020年のコロナショックを機に本格参入。500万円の損失を経験後、「ボリンジャーバンド」を用いた逆張り投資スタイルを確立。2023年のXでの「100万円チャレンジ」で投資は自分との戦いだと痛感。失敗を教訓に、逆張り、銘柄特性の活用、レバレッジの慎重な運用を軸とした独自のルールを構築。(@oshinchan93)

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