「半年後にどうなっているか」デイトレ配信の人気投資家が教える「リスク予測」を大切にしている理由

本稿で紹介している個別銘柄:リプロセル(4978)
YouTubeでのデイトレード配信でも人気の投資家・ヤーマン(山下拓馬)(@yahman6630)さん。2025年の株式市場は、日経平均株価が史上最高値を幾度も更新するなど記録的な活況を呈した。この激動の相場をどう泳ぎ、2026年をどう見据えているのか。
今回は、銘柄選びで大切にしている「マイルール」について伺った。インタビュー全3回の第2回。
目次
投資で大切なのは「未来」を大切にする力
ーーヤーマンさんの投資スタンスについてお聞きします。考え方や手法、銘柄選びについて大切にされているルールを教えていただけますか。
半年後にどうなっているかという時間軸で社会の様子をイメージして銘柄選びをしています。たとえば今(2025年12月)であれば、日本の各地にある原発が再稼働しそうな動きになっていますよね。そうであれば電力株やその関連銘柄などに注目する、といった具合です。
ーーなぜ半年なんですか?
半年後くらいであれば、比較的高い精度でイメージができると思うからです。それよりも先となると、どうなっているか分からないことのほうが多いと思います。
その次に、対象とした銘柄の最大リスクを予測します。何らかの材料がある時に対象銘柄の株価をテクニカルで見て、最安値(一番底)がどれくらいかをチェックします。実際にその株価になった場合を想定して、何株までなら入れるかを最初に考えます。逆に上方向については、注目している材料が実際に出てきたらどこまで上昇するかをイメージして、買い増しをしていきます。
最大で半年くらい持つことを想定すると、自分の中ではこのやり方が合っていると思っています。
負けないための出口戦略
ーー実際に材料が出て株価が上昇したとすると、あとは利益確定のタイミングですね。
材料が表に出始めると、材料出尽くしと判断します。そうなる前に利益確定をすることが多いですね。
ーー理路整然としていて、分かりやすいと思います。ヤーマンさんがこうした手法を確立された経緯を教えていただけますか。
最初の頃は資金が少なくて、それなら資金を回転させた方が投資効果は高くなると考えました。それならデイトレードということで、最初はデイトレードがメインに。その後、徐々に資金ができてきて今の仕事を始めるようにもなり、今度は時間が少なくてデイトレードを続けるのが難しくなってきました。
そこで行き着いたのが、半年という時間軸です。そして今は仕事のほうにも時間的な余裕ができてきたので、またデイトレードをやるようになった、という感じですね。
ーーデイトレから半年スパンのスイング、そして今はデイトレも再開ということですね。ところでヤーマンさんはどんなきっかけで株式投資を始められたんですか?
元々、証券会社に勤めていたんです。大阪の地場の証券会社に就職して、3年くらい証券ディーラーを経験しました。その後勤め先が同業他社と合併して部署が縮小されて営業に配置転換、2012年までは営業をやっていました。
ーー証券会社に就職されたということは、その時点で投資に興味があったんですね。
そうです。証券会社にはリーマンショックが起きた2008年に入社して逆風が吹きまくっていましたが、元から証券ディーラーをやりたいと思っていたので証券会社に入ったんです。
ーーそれでは、現在のヤーマンさんの投資マイルールを教えていただけますか。そのマイルールを確立するのに至った考え方もお聞きしたいです。
一番重視しているのは、最大リスクです。先ほど最安値をチェックしてまたその株価になったとしても許容できる範囲で株数を算出するとお話ししたのも、この考え方によるものです。設定した最安値を最大リスクとして、それ以上のリスクは取りません。つまり、実際に想定している安値になったら必ず損切りをする、これが最も重要なマイルールです。