「上がろうが下がろうが、どちらでも勝てるスタイルを」元手34万8000円から2.4億円、元芸人投資家が熱視線を送る注目セクター

本稿で紹介している個別銘柄:キオクシアホールディングス(285A)、ゲームカードホールディングス(6249)
元芸人・パチンコライターという異色の経歴を持つ投資家、ハニトラ梅木(@kabuchenko)さん。彼の投資人生は、種銭34万8000円から始まりました。
信用取引の最低ラインギリギリでスタートし、2020年には資産を100倍にするも、翌年には生活費すら危うくなる「地獄」を経験。そこから這い上がり、2023年には年間利益1.3億円を叩き出すトップトレーダーへと変貌を遂げました。
デイトレードで億の世界に到達したハニトラ梅木さんの「これからの戦い方」、そして35万円から億まで駆け上がったプロセスを伺いました。インタビュー連載全3回の最終回。
目次
市場の違和感とこれからの戦略
ーー2025年は日経平均株価が5万円を突破しましたが、この数字に関して納得感はありますか?それとも違和感がありますか?
納得しています。コロナ以降のインフレと世界的な金余りの感覚は、マーケットにいるとずっとありました。
トレードをしていると、「投資先を探してさまよっているお金」が市場のどこかに常に滞留しているような感覚があります。象徴的だったのが、いわゆるトランプ・ショック(2025年4月)です。一度は大きく崩れるのに、その後の戻りがとにかく早い。1年も経たないうちに全戻しし、さらに高値を更新していく。
こういうチャートを何度も見せつけられると、投資家心理として「下がったら買いだ」「どうせ戻るんだろう」が刷り込まれていきます。その押し目買いマインドが積み上がった結果としての5万円なので、「この地合いなら、ここまで来てもおかしくないよね」という感覚です。
ーーでは、2026年の株価についてどんなシナリオを描いていますか?
今のところ、全体が一気に崩れるような致命的材料はあまり見当たらないので、指数ベースなら上方向だと見ています。
ただし、トレードのスタンスとしては「指数に振り回されない」「予想しすぎない」を徹底しています。
「2026年は上がるはずだ」と思い込んだ瞬間、それがバイアスになります。トランプ大統領の一言や、どこかの要人発言だけで空気は一変します。そんなものを事前に精度高く当てようとする方が無理があります。
だから僕は、上がろうが下がろうが、どちらでも勝てるスタイルを作ることに集中しています。緩やかに「上かな」とは思いつつも、何かあればすぐにショートも打てるように、常にフラットな目線をキープする。それが、今の相場を生き残るための現実的なスタンスだと思います。