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「損切り」ができれば株式投資で負けなくなる?グロース株投資で成功した著名投資家の「秘訣」

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:タカトリ(6338)

 神戸投資勉強会を主催し、自らもグロース株の投資で億トレとなったキリン(@yudu1105)氏は、今もグロース株の投資を手掛けている。

 近年は大型株優位の相場環境にあるが、現在も着実に資産を増やしているという。キリン氏に株式投資で成功する秘訣とともに、投資家が苦労する損切りを行うコツなどを聞いた。インタビュー連載全2回の第1回。

目次

個別銘柄のカタリストを狙って利益を上げる

  ーーキリンさんの投資家としての経歴や投資スタイルを教えてください。

 若い頃から株式投資に興味はあったのですが、勤め先の部署の関係で長らく株式投資ができませんでした。しかし異動を経て、2015年春から投資ができるようになりました。投資歴は10年に達し、多くの投資家が経験する失敗はだいたい一通り経験済みです。投資を始めた当時は、アベノミクスの中盤で、グロース株の人気が高かったこともあり、割安なグロース株への中長期投資を現在も続けています。

ーー2022年にタカトリ(6338)への投資で大きく成功したと昨年うかがいました。

 タカトリ(6338)の成功は、開示情報を丹念に積み上げ、分析することを通じて個別株のカタリストを取ることができた例です。個別銘柄の事情による部分が大きく、再現性は必ずしも高いとは言えないかもしれません。ただし、個別銘柄のカタリストを狙って利益を上げる手法は、いつの時代でも通用すると考えています。

ーー2025年の投資パフォーマンスはどの程度で着地しましたか?

 2025年は15%程度のプラスで着地しました。ただし日経平均は20%以上上昇しており、指数に負けています。指数に負けるならインデックス投資をしたほうがよい、という話になるので、2025年の投資パフォーマンスは自分としては全然ダメだったと感じています。兼業の中で、自らの事業の法人化に伴う準備等に注力したこともあるのですが、株を疎かにしていた点は否めず、気を引き締めて2026年からまた株も頑張りたいと思います。

株式投資成功の秘訣とは?

ーーこれまでのインタビューから、キリンさんの投資手法の特徴は損切りにあると感じています。損切りについてどのようにお考えでしょうか?

 私は投資で損を抱えるのが一番のストレスです。このため、投資後に買値から少しでもマイナスになると基本的にすべて損切りします。ズルズルと含み損を抱え、気が付くと損が拡大しているというありがちなパターンは、こまめな損切りで回避可能です。私も過去に大きな損失を経験していますが、大きな確定損失を出すとそれを取り返すのは本当に大変です。株式投資で大きな失敗をしないことに軸足を置いた手法に欠かせないのが、こまめな損切りです。

ーー損切りはすぐにできるようになりましたか?

 いいえ、大きな損失を出しながら、過去を反省してできるようになりました。株式投資を始めてから、損切りを躊躇いなくできるようになるまで5~6年かかっています。損切りは慣れるまでは辛いと思いますが、作業として淡々と行えるようになると気が楽になります。

ーー損切りができるようになるコツはありますか?

 難しいところですね。私の勝率はせいぜい2~3割程度なので、小さい損切りが続くことも少なくありません。勝率2割程度だとメンタル的に厳しいと感じる方もいると思いますが、損を小さく抑えて利益を伸ばせていればトータルでは大きくは負けないので、私は淡々と損切りを行う手法に行きつきました。

 株式投資は入口(投資)から出口(利益確定・損切り)までのルールを作ったら、後はそのルールを鉄の意志で守ることが大切です。せっかく作ったルールでも、守れなければ意味がありません。その意味では、自分のタイプにあった損切りルールを見つけることも大切です。損切りができるようになれば、株式投資ではそんなに負けないのではないでしょうか。

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この記事の著者
キリン@神戸投資勉強会

キリン@神戸投資勉強会(@yudu1105 ) 株式投資歴10年の兼業投資家。2019年〜「神戸投資勉強会」を主催し、神戸・東京を中心に上場企業のIR説明会を多数開催。「日本人にとって株式投資がより身近で当たり前の行動となる未来」への貢献が目標。

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