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買うべきは「防衛株」ではない・・・資産10億円超投資家が狙う“穴場銘柄”

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:エヌビディア(NVDA)、フジクラ(5803)、古河電気工業(5801)、ソフトバンクグループ(9984)、三菱重工業(7011)、IHI(7013)、川崎重工業(7012)、極東貿易(8093)、豊和工業(6203)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)、KNT-CTホールディングス(9726)、学研ホールディングス(9470)、愛知時計電機(7723)

 米大統領選後の政策変更やAI相場の過熱感、国内では高市早苗政権の誕生と、市場のメインテーマが目まぐるしく入れ替わった2025年。「日経平均10万円」という長期的ビジョンを掲げる資産10億円超の投資家・株億太郎氏(@KabuokuTaro)は、この局面をどう捉えているのか。

 今回は、2025年の市場動向を総括しつつ、注目するセクターと株億太郎氏が実践する具体的な銘柄選定術について話を伺った。インタビュー連載全2回の第1回。

目次

トランプショックで浮き彫りになった日本株の底力

ーー2025年は不安定な相場が続きました。関税発言での急落は象徴的ですが、なぜあれほど売りが加速したのでしょう。

 関税関連の動きは、私にとっても想定以上の動きだったと思っていて。チャートを見返しても、あの時期だけドスンと落ち込んでいます。

 関税というカードを、あのタイミングと規模で、しかもゲリラ的に切ってくることは、市場参加者の多くが読み違えていたと言えるでしょう。この一件で相場の不確実性を再認識させられた投資家も多かったはずです。

 ただ、注目すべきはその後の回復力。コロナショックの時と同様、最初の衝撃で最悪の事態が想定されても、経済や市場はすぐに適応し、持ち直しました。

 2025年は、日本株の底堅さと、危機からの復元力が改めて確認された年でもあったと思います。

指数は強いのに、市場が弱かった理由

ーー回復を牽引したのはAI・半導体など一部の銘柄に限られました。「指数主導」で、市場全体が強いとは言いにくいのではないでしょうか。

 おっしゃる通り、日経平均への寄与度が高い値がさ株、特に半導体やAI関連に資金が集中した事実は否めません。

 当初はエヌビディア(NVDA)一強の様相でしたが、そこから「データセンターを作るなら電力が必要だ」「電力を送るなら電線が必要だ」という連想ゲームで、物色の対象が広がっていきました。フジクラ(5803)古河電気工業(5801)などがその典型です。

 正直に申し上げると、私はそこまで波及する前にポジションを調整してしまったので、後半の電線株などの上昇は、指をくわえて見ていた部分もあります。

 一方で、AI相場に乗れなかった銘柄、例えばソフトバンクグループ(9984)などは高値から大きく調整する場面もありました。

 同じ相場の中でも、テーマに乗れるか乗れないかで明暗がくっきりと分かれたのが2025年の特徴だったなと。

ーーPBRやPERが異常に高い銘柄も散見されました。これはバブルの兆候でしょうか・・・。

 PBR10倍、PER30倍で配当利回り1%といった水準は、ファンダメンタルズの観点からは説明がつきにくく、バブル的な側面は否定できません。そうした銘柄はいずれ是正されるでしょう。

 ただ、「AIバブル」と騒がれる一方で、投資人口がジワジワと増えている印象があります。

 私の周りでも、持ち株会などで毎月3万円をコツコツ積み立てていた会社員が、気づけば1000万円単位の資産を作っているケースが増えていて。こうした層の拡大が、次の相場を押し上げる力になると見ています。

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この記事の著者
株億太郎

株式投資歴30年以上。バブル崩壊の大損から、割安株・配当重視の投資哲学を確立。機関投資家が見逃す「優良な無名銘柄」の発掘を得意とし、毎朝約300もの銘柄をチェックしている(@KabuokuTaro)

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