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「株価暴落待ちは負け筋である」有名逆張り投資家が2026年に“逆張りを封印”するワケ

おしん
(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:INPEX(1605)、トヨタ自動車(7203)

 高市早苗政権への期待を背景に、日本株は歴史的な底堅さを見せている。

 連日の高値更新に沸く一方、市場には「日経平均10万円」という楽観論と、「暴落警戒」という慎重論などさまざまで、投資家の迷いは深まるばかりだ。

 はたして、2026年の「正解」はどこにあるのか。今回は、逆張り投資家・おしん氏(@oshinchan93)に、リアルな相場展望や、おしん氏が逆張り投資を封印した理由などについて話を伺った。インタビュー連載全2回の第1回。

目次

2026年は“儲ける年”より“仕込む年”になる

ーー2026年相場が始まって約1カ月経ちました。「サナエノミクス」への期待を背景に、以前予測されていた「日経平均7万5000円」まで一気に駆け上がるのでしょうか。

 たしかに、今の相場の地合いは非常に強いですね。「サナエノミクス」がかつてのアベノミクスを超えるインパクトを持つという私の見立ては、今も変わっていません。

 将来的には、ご指摘の通り日経平均が7万5000円、そして10万円という大台を目指していく…今はそんな巨大な上昇トレンドの中に私たちがいることは間違いありません。

 ただ、「じゃあ2026年中に一直線に上がるのか?」と問われると、そこは少し冷静にならなければいけないと思っています。

 私の予測では、今年の着地点は「5万円前後を中心に行き来する、安定した相場」になると見ています。

期待やバブルで膨らんだものではない

ーーあれだけ勢いがあるのに、5万円前後で止まってしまうのですか。投資家としては「もっと行けるはずだ」「青天井だ」と期待してしまうのですが。

 その気持ちは痛いほどわかります。

 ですが、誤解しないでほしいのは、これが“失速ではない”ということです。私は、むしろ次の飛躍に向けた「充電期間」だと考えています。

 なぜ、5万円という歴史的な高値圏で相場が安定するのか。その背景には、日本企業の“稼ぐ力”における劇的な構造変化があります。

 ここ数年を振り返ってみてください。

 かつての日本企業はデフレマインドが抜けきらず、原材料費などのコストが上がっても、それを価格に転嫁できずに自社の利益を削って耐えていました。いわば「痩せ我慢」の経営です。

 ですが、今はどうでしょう。「価格転換」が当たり前のものとして定着し、さらに人件費の上昇をしっかりと織り込んだ上でも、過去最高益を出せるような筋肉質な体質へと生まれ変わっています。

 つまり、今の株価水準は、単なる期待やバブルで膨らんだものではなく、企業の実力値そのものが一段階切り上がった正当な評価なんです。だからこそ、5万円前後という水準が「底」として機能する。

 ただ、ここからさらに利益が爆発的に伸びるかというと、2026年は一旦の一服感が出るでしょう。

 急騰もしないが、強力な政策の下支えがあるため暴落もしない。この居心地のよい高値圏で、じっくりとエネルギーを溜めるのが、2026年の相場の正体だと考えています。

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この記事の著者
おしん

兼業投資家。2015年に持株会で投資を始め、2020年のコロナショックを機に本格参入。500万円の損失を経験後、「ボリンジャーバンド」を用いた逆張り投資スタイルを確立。2023年のXでの「100万円チャレンジ」で投資は自分との戦いだと痛感。失敗を教訓に、逆張り、銘柄特性の活用、レバレッジの慎重な運用を軸とした独自のルールを構築。(@oshinchan93)

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