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“本命”は半導体じゃない!逆張り投資家が仕込む堅実な“国策セクター“の行方

おしん
(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:東京エレクトロン(8035)、三菱重工業(7011)トップIHI(7013)、川崎重工業(7012)

 激動の2025年を経て、投資環境は一変した。米国のトランプ大統領の返り咲きに高市早苗政権の発足・・・。相次ぐ政治イベントで市場は揺れ、AIや半導体に資金が殺到する。

 一方、「これまでの勝ちパターンが通用しない」「値動きに疲れた」と感じている個人投資家も少なくないだろう。そこで、今回は、逆張り投資家・おしん氏(@oshinchan93)にインタビューした。

 短期勝負から長期・高配当へと舵を切った理由とともに、2026年に仕込むべき“意外な国策セクター”を聞いた。インタビュー連載全2回の最終回。

目次

高市政権で“勝ち筋”が見えた2025年

ーー2025年を振り返ってみて一番のトピックは何でしたか。 やはり「トランプショック」のインパクトが強かったように思います。

 トランプ大統領の復権と、それに伴う対中関税の強化は強烈でしたね。中国との関係悪化懸念から、避けるべきセクターと買われるセクターの選別がシビアになった年でもありました。

 ただ、日本株市場にとって、そして私個人の投資人生にとって一番大きかったのは、やはり「政権交代」です。

 高市政権が誕生したことで、相場の潮目がガラリと変わりました。日経平均株価が高値を更新したこともそうですが、それ以上に資金の流れが明確になった。具体的には、AIや半導体、防衛といった特定のセクターに資金が集中しました。

 米国との結びつきが強い分野にお金が入り、逆にリスクがあるところからは容赦なく抜ける。明暗が、残酷なほどくっきりと分かれた1年だったと感じています。

短期勝負だったら、トランプショックで退場も

ーー「明暗が分かれた」といえば、おしんさんご自身のパフォーマンスはいかがでしたか。

 2025年の運用成績は、全体でプラス10%ほどでした。数字だけ見ると控えめに見えるかもしれませんが、私としては十分に満足しています。

 というのも、前回お話しした通り、2024年から2025年にかけて、短期の逆張り中心から、長期保有を前提とした高配当投資へと、投資の軸を完全に切り替えたからです。

ーーたしかに2025年の春先、トランプショックで市場が調整した局面がありましたが、あそこでレバレッジをかけて短期売買をしていた投資家は相当な痛手を負いましたね。

 ええ、まさに。もし以前のスタイルのまま、あの局面で全力の短期勝負をしていたら、耐えきれずに損切りして、最悪の場合は市場から退場していた可能性すらあります。

 でも、ちょうど長期投資へ移行できていたおかげで、下落局面でも「まあ、配当が入るし大丈夫か」と冷静に構えられました。

 以前は、少し下がるだけで損切りを迫られてメンタルを削っていましたが、今は夜もぐっすり眠れます。タイミングとしても、スタイル変更は正解だったと痛感しています。

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この記事の著者
おしん

兼業投資家。2015年に持株会で投資を始め、2020年のコロナショックを機に本格参入。500万円の損失を経験後、「ボリンジャーバンド」を用いた逆張り投資スタイルを確立。2023年のXでの「100万円チャレンジ」で投資は自分との戦いだと痛感。失敗を教訓に、逆張り、銘柄特性の活用、レバレッジの慎重な運用を軸とした独自のルールを構築。(@oshinchan93)

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