ラクして、儲けたい!短期売買の強者が教える「投資詐欺」の見分け方と業界の裏側

100万円の元手が数千万円になったものの、執着した1つの銘柄で3000万円を失う―。急騰・急落を経験しながらも堅実に資金を増やし、短期売買の強者となった村居孝美さん。
システムトレードを駆使しながら緻密な分析を重ねる「相場を見る力」を培った村居さんでさえ、FXでのトランプ相場は「難しい」と言います。この相場をどう乗り切れば良いのか。
今回は、勝率70%以上だという村居さんの「狩りスキャ」について伺いました。インタビュー全3回の最終回。
目次
リアルな姿を見せるスタイル
ーー村居さんはトレードだけでも十分稼げている印象がありますが、そんな中でもYouTubeを始められましたよね。コンセプトを教えてください。
YouTubeでは、私が今まさに確立しようとしている「ストップ狩りの反転を狙う手法」を半年以上かけて練り上げていくプロセスを公開しています。
手法を確立するところから、実際に利益を出していくまでのリアルな姿をお見せするスタイルです。
ーーその手法が「狩りスキャ」ですね。具体的なルールを教えていただけますか?
具体的なルールとしては、基本的なダウ理論に基づいた反転を狙うものですが、その精度を高めるために3つの条件を厳格に定めています。下降トレンドから反転ブレイクし、押し目が来た後に高値を更新すれば一般的には反転とみなされますが、私の場合はそこに以下の要素を組み合わせて判断します。
1つ目は、ストップ買い、またはストップ売りが起きていることです。相場の節目となる高値や安値のすぐ外側には、多くの損切り注文が溜まっています。そこへ価格が到達し、溜まっていた注文を一気に飲み込むことで相場が急激に動くことがあります。これがいわゆるストップ狩りの動きですが、これは大口投資家が大きなポジションを仕込むための燃料と解釈されることが多いのです。ここでの爆発的な反応が、価格の反転やトレンドが動き出す決定的な合図になることが少なくありません。
2つ目は、フェアバリューギャップ(FVG)が発生していることです。そもそもFVGとは、急激な価格変動によって買いと売りのバランスが崩れ、ローソク足の間に生じた価格の空白を指します。この隙間は将来的に価格が引き寄せられやすい磁石のような役割を果たします。FVGが確認できることは、そこに強い勢いが存在した証拠であり、押し目買いや戻り売りを検討する際の有力な根拠となります。ただし、必ずしもFVGが発生したからといって常に特定の動きをするとは限らないため、注意深く観察する必要があります。
3つの条件が重なった時にエントリー
3つ目は、戻り高値や押し安値の更新です。下降トレンドであれば直近の戻り高値を、上昇トレンドであれば直近の押し安値を明確に更新することを指します。これはマーケット・ストラクチャー・シフトと呼ばれる市場構造の変化であり、それまでのトレンドが終了して新たな方向感へ切り替わったことを示す客観的なサインです。これら3つの条件が重なった時に初めてエントリーを行います。
売りの場合を例に挙げると、まずストップ狩りのサインが出て、FVGを伴う強い下落が発生し、直近の押し安値を下回るのを待ちます。その後、価格がそのFVGのエリアまで戻ってきたタイミングでエントリーします。
利確目標はシンプルに直近の安値に設定します。買いの場合も同様のロジックです。下値を試すダマシが発生した後に、FVGを伴って直近の戻り高値を更新したところで条件達成となります。その後の押し目でエントリーし、直近の高値で決済します。このダマシの後の反転をインジケーターを使って視覚的に捉えていくのが「狩りスキャ」の核心です。