狙い目は「金融・公共インフラ・土木」・・・配当860万円投資家が注目する「仕込むべき国策銘柄」と「避けるべき銘柄」

本稿で紹介している個別銘柄:フジクラ(5803)、三菱重工業(7011)、浜松ホトニクス(6965)、レーザーテック(6920)、東京応化工業(4186)、IHI(7013)、ソリトンシステムズ(3040)、ショーボンドHD(1414)、不動テトラ(1813)
高市早苗首相が率いる自民党が衆院選で圧勝し 、お祭り騒ぎの株式市場において個人投資家はどこに資金を投じるべきか。
そんななか、「買った値段から5倍、10倍に膨れ上がっている銘柄もあります」と語るのは、高配当・優待株のエキスパートであるペリカン氏だ。
今回は、そんなペリカン氏に、これから急成長が見込まれる本命セクターと出遅れるセクターなどについて話を伺った。インタビュー連載全3回の第2回。
目次
金融株に投資するべき納得の理由
ーー先の選挙での高市自民党の圧勝を受け、全体的に株高の恩恵を受けている投資家が多いと思いますが、ペリカンさんのご自身のポートフォリオの状況はいかがですか。
私の持ち株で言えば、もうほとんど軒並み上がっている状態ですね。なかでも2020年頃から仕込んでいた銘柄に関しては、買った値段から5倍、あるいは10倍近くにまで膨れ上がっているものもあります。
相場がお祭り騒ぎになれば、少しずつ利益確定をして現金化を進めるのも一つの手ですが、私自身は安値で仕込んだ優良株を手放すことはあまりしていません。
というのも、安く買えたという「安値覚え」があるため、今から高い値段で買い直すことは難しいからです。
ーーなるほど。とはいえ、足元の相場では特定のセクターで乱高下も目立ちます。全体がただ単に上がっているわけではないですよね。
おっしゃる通りです。例えば、メガバンクをはじめとする銀行株などの金融セクターは、第1回でお伝えした通り、機関投資家同士の殴り合いのような凄まじい乱高下がありました。
ただ、銀行は金利に敏感に反応するためボラティリティは高くなりますが、インフレ環境下において極めて強いセクターであることに変わりはありません。
実際に私のポートフォリオの中でも、株価上昇に伴って自然と銀行株の比率が増加してきています。
サナエノミクスで仕込みたいのは・・・
ーー銀行株以外で、この先さらに資金が向かうと見ているセクターはどこでしょうか。すでに多くの銘柄が買われており、「今から乗るのは遅いのではないか」という懸念もあります。
そこで注目すべきなのが、高市総理が掲げる「危機管理投資」、つまり国を守り強くするための国策銘柄です。
とくに、サナエノミクスの象徴とも言えるのが「フュージョンエネルギー(核融合)」の分野。
エネルギー自給率向上の切り札として、超電導線材を手掛けるフジクラ(5803)や、炉心部品の三菱重工業(7011)、レーザー技術の浜松ホトニクス(6965)などは、長期的な需要が見込まれる本命テーマになります。
ーーテーマとしては魅力的ですが、国策とはいえ業績に反映されるまでには時間がかかりませんか。
もちろん、タイムラグはあります。だからこそ経済安全保障の要であり、すでに実需が伴っている「半導体・AIインフラ」や「防衛・サイバーセキュリティ」のセクターも、同時に組み入れていく必要があります。
検査装置のレーザーテック(6920)や材料の東京応化工業(4186)、あるいは防衛予算倍増のド真ん中にいるIHI(7013)やサイバー防御のソリトンシステムズ(3040)などは、国策の追い風を受けながら軒並み強い動きを継続しています。