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インフレ時代を生き抜く!資産3億円超のエンジニア投資家が注目する「追い風」が来そうなセクター

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:ニトリ(9843)、南総通運(9034)、積水化学工業(4204)、トライアルホールディングス(141A)、イオン(8267)

 2026年は、年始から米国によるベネズエラ攻撃やイラン攻撃、衆院選での自民党の歴史的大勝など例年とは異なる動きが見られています。

 投資歴20年以上、資産3億円超のエンジニア投資家・はっしゃんさんは、こうした激動をどのように捉えているのでしょうか。

 FRB議長交代や円高への転換シナリオを見据えた注目銘柄、次世代太陽電池の本命銘柄、そして急成長を遂げる銘柄などを伺いました。

目次

日本株と米国株、どちらがオススメ?

ーー投資戦略について伺います。初心者個人投資家が気にする「日本株と米国株、どちらがお勧めか」という問いに対して、はっしゃんさんの見解と、その理由を教えてください。

 結論から言えば、どちらか一方ではなく、どちらも必要なのですが、その役割が明確に違います。

 まず、米国株に関しては成長のエンジン的な役割を担っていると言って良いでしょう。AIの基盤技術やプラットフォームを握っているのはやはり米国ですし、世界中から資本が集まる仕組みが出来上がっています。資産を大きく伸ばすためには、米国株の成長力は無視できません。

 一方で日本株は、今まさにデフレからインフレへの転換期にあります。これまで割安に放置されていた優良企業の価値が再評価される局面ですし、2本目の記事でお話したフィジカルAIやインフラ、電力といった「支える技術」においては、日本企業にしかない優位性がたくさんあります。

 そのため、私は米国株を世界の最先端の成長を取り込むためのメインとして、日本株は インフレ転換期の歪み(割安放置)を拾い、国内の構造変化で利益を取るためのサブ、あるいは分散先とするのが良いと考えています。

 どちらが良いかという2択ではなく、それぞれの国の「強み」と「現在の経済ステージ」の違いを理解して組み合わせるのが、今の時代に最も適した投資法ではないでしょうか。

ーー米国が強い中でも、はっしゃんさんは「日本株がメイン」ですよね。なぜでしょうか?

 私自身はもう「お金を増やす」というステージを終えたと考えているからです。人生の後半戦は、日本人として日本企業を応援したいという気持ちが強いのです。

 資産を形成したい、お金を増やしたいという現役世代の方であれば、米国株を選択するのは非常に合理的な判断だと思います。最近はAIのおかげで英語の壁もなくなりましたし、若い方が米国株に投資するハードルは以前よりずっと下がっていますからね。

米国株に投資するならどの分野?

ーーもし今、米国株に投資するならどのような分野が面白いでしょうか。

 やはりAI銘柄中心がいいと思います。最近だと、まだ上場していませんが、AIの「Claude(クロード)」を開発しているアンソロピック(Anthropic)のような勢いがあるのは非常に面白い存在ですね。

ーー足元では日本株のパフォーマンスが米国株を上回る場面も出てきています。この転換をどう見ていますか?

 まさに高市早苗政権になったあたりから、日本株のパフォーマンスが非常に良くなっています。かつて、日経平均株価はNYダウに対して大きな差をつけられていました。しかし日経平均株価が最高値を更新し続けている今は、勢力図が確実に変わってきています。

 日本は長くデフレで出遅れていただけです。今はインフレ局面に入り、ゼロ金利時代が終わり、日銀の利上げも意識されるなど、大きな転換期を迎えています。世界に出れば日本の物価の安さは一目瞭然ですが、その差が埋まっていく過程で、日本株が正当に評価される時代がやってきたのだと感じています。

これから追い風がくる銘柄は?

ーー日本と世界の価格差が是正されていく過程で、日本株全体が底上げされていくという流れですね。その中で、まだ注目が集まっていない、これから追い風が来そうなセクターはどこでしょうか?

 来るかどうかの確実性はまだ分かりませんが、戦略的に面白いのは「円高メリット株」です。今は円安が長く続いていますが、その分、円高に振れた際に有利になる業種は敬遠され、株価も低いまま放置されています。

ーーあえて逆転の円高を想定するわけですね。そのシナリオは、どのような条件で現実味を帯びてきますか?

 まずは日銀の利上げ。そして、4月に予定されているFRB議長の交代です。もし新議長であるケビン・ウォーシュ氏がトランプ大統領の圧力などでハト派的なスタンスを取り、ドル安誘導が始まれば、1ドル140円台前半、あるいは130円台への円高もあり得ます。

 そうなれば、これまで円安の恩恵を受けていた銀行や商社から、輸入型の企業へ一気に資金が流れ込む可能性があります。比重を円安メリット株に傾けている投資家が多い分、逆回転が始まった時のムーブメントは大きく、半年で株価が2倍以上になるような勢いが出るかもしれません。

ーー円高メリット株の具体例を挙げるとすれば、どの辺りでしょうか?

 分かりやすいのはニトリ(9843)などですね。輸入家具が主軸ですが、ここ5年ほどは株価が右肩下がり、あるいは横ばいのパッとしない状況が続いていました。かつての優良企業としての輝きが円安で遮られていた形ですが、円高に転換すれば非常に面白い存在になると思います。

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この記事の著者
はっしゃん

投資家VTuber。ITエンジニア兼業投資家として割安成長株に長期投資するスタイルで1億円を達成。現在は独立・起業して「初心者にも持続可能な株式市場の実現」という理念のもと、専門的な金融知識なしで利用できる株式入門サイト「株Biz」を監修・開発。理論株価や月次情報など独自の投資コンテンツを配信する。投資家VTuberとしてマネー誌、投資メディア、SNSでも活動し、ビジネス著書累計10万部、X(旧Twitter)フォロワー数約10万人、YouTubeチャンネル登録数2.3万人。

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