日大・林理事長、過去コラムで「芸能人と飲むのが嬉しくてたまらない」連日夜までびっしり会議1回4時間”問われる手腕”
元プレジデント編集長の小倉健一氏は「日大・林真理子理事長は、危機管理・メディア対応に改善の余地がある」と指摘するーー。
林真理子には日大を面白くする自信があったようだ
「うぬぼれだが、芸能人やスポーツ選手を除いて私が卒業生のなかで非常に知名度があり、しがらみもない。なるほどなと思った」と、2021年12月に日本大学理事長への打診を受けたとき、作家の林真理子氏はこう感じたと集まった記者に語った。
アメフト悪質タックル事件が引き起こした日大騒動後の2022年6月3日のことだ。他にも「マッチョな体質の古さを変えたい。日大を風通しのよいところにしたい」「(事件後に)日大出身と言うと薄ら笑いを浮かべられ、非常に屈辱的になった」「後輩につらい思いをさせたくない」と語り、学内の改革について「こんなところまでするのかとびっくりするようなこともやりたい」と就任への決意を語っている。
自分でも「うぬぼれ」と表現するぐらいだから、よほどの自信があったのだろう。「来年には学生が胸を張って、『面白そうな大学じゃん』と言われる大学になると信じている。これが私の理想です」とも語っていた。林氏が就任した日大の理事長の任期は4年、2022年7月1日から2026年6月30日までということになる。
日大理事の候補には自分で立候補した
なるほどな、と言っていたが、理事の候補には、自分で手をあげていたようだ。
メディアで引用されているのが、4年前の週刊文春連載ページだ。ちょうど日大のアメリカンフットボール部の危険なタックル事件が起こった時だ。
「私は憤然としてこう書いた。『こうなったら私が立候補します』これは理事の一人にしてほしいということであったが、当時は全く無視された」