永田町が震撼!小池百合子総理説に現実味…政治アナリスト「今年の政界の焦点」鬼の岸田の支持率大暴落

岸田文雄政権支持率が大暴落している。毎日新聞の2月の世論調査で14%という数字を叩き出したのを皮切りに各メディアの調査でも過去最低を更新し続けている。今後はどうなるのか。国際政治アナリストで早稲田大学招待研究員の渡瀬裕哉氏が3回に分けて解説する。第一回はポスト岸田候補についてだ。渡瀬氏は「小池百合子氏の国政復帰が今年の政界の焦点になる」と語るーー。
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碌なのいない!自民党の人材難が表面化している状況
自民党裏金問題を受けて、岸田首相による「確定申告」の呼びかけが大炎上した。更に追い打ちをかけるように、子育て大増税(子ども・子育て支援金)の杜撰な国会答弁が繰り返され、国民は自民党も岸田政権も既に見放し、その政党支持率も内閣支持率もどん底だ。現政権にとっての唯一の救いは、野党に強力な指導者が存在せず、パフォーマンス重視の国会議員が相変わらず揚げ足取りの質問に終始していることだけだ。
自民党はポスト岸田政権に向けて多くのプレイヤーが蠢き始めている。岸田政権の退陣は避けられないものとした場合、次期首相候補として、加藤勝信、茂木敏光、上川陽子、高市早苗、石破茂などの名前が取り沙汰されている。しかし、これらのコップの中の争いには真の台風の目は存在していない。なぜなら、これらの総裁候補者はいずれも地の底に落ちた自民党支持率及び内閣支持率を復活させるには不十分だからだ。そのため、一見すると、彼ら・彼女らは岸田首相に代わる選択肢のように見えて、実は選択肢としては成り立っていないのだ。自民党にとっての真の選択肢となり得る人物は、次期衆議院議員選挙で勝利または被害を最小化できる人物だ。だが、そのための人材は現在の自公政権の中にはおらず、自民党の人材難が表面化している状況にある。
小池百合子総理説が浮上
では、真の台風の目となり得る人物はどこに存在するのだろうか。与党や野党の色が過度に付いておらず、その名前が全国的に知れ渡っている人物は一人しかいない。
それは小池百合子東京都知事である。