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ありもしない経済効果で国民を騙す維新…衝撃!大阪万博「リングの下にこれから“海”を掘る」税金使い放題の果て

 大阪万博は無事に開催できるのか、そもそもこのまま開催すべきなのか。問題山積の状況に、経済誌プレジデント元編集長で作家の小倉健一氏は「維新はありもしない経済効果で国民を煙に巻いている」と喝破するーー。

目次

まさか…地上を掘り出して「海」を作り出すのか

 大阪万博の建設会場を空撮した写真を掲載する記事がよく見られるようになった。テレビのニュースをあまり見ない方だが、NHKニュースにも同様の写真があることから、きっとテレビでも万博の建設現場を空撮したものが報道されているのだろう。

 しかし、この建設現場と、万博の公式サイトの完成イメージ図を比べると、大きな違和感があった。建設現場の写真において、万博リングはすべて地上から建設されているものの、完成イメージ図では、リングの約4分の1程度の部分が海の上に建設されている。まかさとは思うが、これから地上を掘り出して、「海」を作ろうとしているのだろうか。

 フラッシュの記事によると「地図を見ればわかりますが、もともと会場となる夢洲には、大きな堤防で囲まれた海部分がありました。それを工事のために埋め立て、さらにリング完成後、海のように見せるため、広大な “水辺” を作る工事をしているのです」(【大阪万博】海に浮かぶ木造リング「5メートルで1億円」…日本の伝統的貫工法のはずが「釘もボルトも活用」で批判殺到)のだというが、いったいそのためにいくら税金を投入するつもりなのだろうか。

 今回は、天井が見えない万博の建設費用について、大阪維新のその対応を含めて考えていきたい。

大阪市の横山ひでゆき市長「万博の一人あたり費用を報じるのはネガティブキャンペーンだ」

 最近、大阪市の横山ひでゆき市長が、大変な剣幕でお怒りのようだ。

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この記事の著者
小倉健一

1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter :@ogurapunk、CONTACT : https://k-ogura.jp/contact

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