「身内にとにかく甘い」「なめてんのか」岸田首相、ドラ息子・翔太郎「電撃・秘書活動復帰」に国民激怒…地方議員は困惑と危機感「不記載500万以下処分なしの裏で…」

岸田文雄首相の長男・翔太郎氏がひっそりと秘書活動に復帰していたことが話題だ。翔太郎氏をめぐっては「休日・深夜を問わず発生する危機管理の迅速かつ、きめ細かい報告態勢、党との緊密な連携、ネット情報・SNS発信への対応など諸要素を勘案し、秘書官チームの即応力の観点から総合的に判断した」と、岸田首相が2022年秋に首相秘書官に任命した。だがその後、首相の外遊の同行時に公用車を使い、パリやロンドンの観光名所を訪れたり、現地の百貨店で買い物をしたりしたことが問題視されたほか、官邸内で撮影した「不適切写真」の流出など、世間に資質を疑問視され、任命から8カ月で更迭された。自民党の不記載問題を巡り「500万円以下は処分なし」という決定を下した同じタイミングでネットなどでは「身内にとことん甘い」「国民をなめているのか」などと批判の声があがった。一方でそんな翔太郎氏を擁護する声もあがっている。ルポ作家の日野百草氏が取材した--。
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「失敗も経験ですから、お父様のそばで学ぶことは大きい」
「復活に期待している支持者は多いと思います。まだこれからの跡継ぎですから」
都内、党員として長く自民党に籍を置く70代の会社経営者が語る。復活とは岸田文雄首相の長男で元・首相政務秘書官(国家公務員特別職)の岸田翔太郎氏(33歳)のことだ。経営者自身は都心に住むが、一族は広島県の出身なので「地元」という意識で応援したいと話す。
「失敗も経験ですから、お父様のそばで学ぶことはやはり大きいと思います」
岸田首相は自分が息子を切ったことを「けじめ」と語った。が…
岸田首相が自分の息子を首相政務秘書官に抜擢。翔太郎氏の起用に「政治家としての活動をよりよく知る人間」「適材適所」であり、SNSによる官邸発信など期待したいと岸田首相は語ったが、一般親族らと2022年の年末、首相公邸で忘年会を開き、一部の参加者が赤じゅうたんの敷かれた階段に寝そべった写真を撮ったり、岸田一族一同で組閣したかのようなひな壇写真を撮影したりの行為や、外遊の不適切な行動により2023年辞職、わずか8カ月ほどの短命人事となった。