内閣支持率16.6%!波乱の衆院補選「自民全敗」で“岸田退陣”待ったなし!…総理待望論が囁かれる以外な大物議員「財務次官OBも激推し」
岸田文雄首相(自民党総裁)がいよいよピンチを迎えている。厳しい情勢で、もはや岸田氏がいつ退陣しても不思議ではない状態にあるのだ。
今夏の党総裁選で再選を狙う岸田氏は、伝家の宝刀である衆院の「解散権」を武器に党内引き締めを図るが、所属議員からは「もう岸田首相ではなく、次の総理・総裁で衆院選を戦った方が良い」との声が広がる。首相はイチかバチかの解散総選挙に打って出るのか、それとも退陣を迎えるのか―。
目次
米ホワイトハウスでの国賓待遇にご満悦の岸田首相
「スタッフは私のスピーチが短すぎると文句を言った人は誰もいなかったと言った。これはたぶん良いアドバイスだ。だから私のスピーチは短くしておく」
「妻の裕子も主賓が誰か見分けることが難しいと言った。大統領の隣席に案内された時は安心した」
岸田首相は4月11日、米ホワイトハウスでの日米首脳公式晩餐会で演説し、満面の笑みでジョークを入れながら会場の拍手と笑いを誘った。自民党の「政治とカネ」問題で厳しい追及を受ける国会を離れ、国賓待遇で米国に迎えられたのがよほど嬉しかったのだろう。首相は世界的に人気のSFシリーズ『スタートレック』の名セリフである「誰も行ったことのないところへ果敢に行く」を引用し、“未踏”の領域に旅立つことを誓ったのだった。
米国でのアピールも虚しく、岸田内閣の支持率は厳しい状況が続く
だが、首相を取り巻く環境は帰国直後も険しいままだ。共同通信社が4月13〜15日に実施した世論調査で、岸田内閣の支持率は23.8%(不支持率62.1%)だった。過去最低を記録した3月調査からは3.7ポイント増加したが、20%台前半から抜け出せない厳しい状態が続く。