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日本経済新局面!「金利のある世界」がついに復活…!上昇気流に乗る銀行5銘柄と「思わぬリスク」

本稿で紹介している個別銘柄:三菱UFJ-FG(8306)、三井住友FG(8316)、みずほFG(8411)、三井住友トラストグループ(8309)、りそなHD(8308)、ゆうちょ銀行(7182)、NEXTFUNDS東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)、バンガード米国金融セクターETF(VFH)、金融セレクトセクターSPDRファンド(XLF)、iシェアーズ米国金融ETF(IYF)、iシェアーズ グローバル金融ETF(IXG)

 2024年はマイナス金利から金利が復活する記念すべき年となった。日本でも金利が戻ったことで、銀行の収益環境は好転している。金利が復活して注目されることが増えた銀行株について、投資の考え方などを紹介する。みんかぶマガジン特集「2025年最強銘柄84」最終回「銀行株」ーー。

目次

金利のある世界に戻ったことは非常に大きな変化

 7月に日本銀行は利上げを発表しました。2024年初はマイナス金利を適用していた日銀でしたが、3月の利上げで政策金利は0.1%となり、7月の利上げで0.25%まで引き上げられました。イレギュラーなマイナス金利の状態が長く続いた日本でも、2024年は低いながらも金利のある世界に戻っています。

 バブル崩壊、そして不良債権処理と進む中で最終的にマイナス金利に至り、日本では金利が意識される機会が少なくなりました。銀行預金をしてもお金が増えない、というのは半ば常識となり、住宅ローンも非常に安い金利で借り入れ可能な状態が今も続いています。

 今後さらに金利が上昇するかどうかは分かりません。しかし、金利のない世界から金利のある世界に戻ったということは、非常に大きな変化と言えるでしょう。

金利上昇の直接的な恩恵を受ける銀行株

 金利のある世界となり、収益的に直接的な恩恵を受けるのは銀行です。銀行は預金者に支払う利息と企業などへの貸出先から得られる貸出金利の差で収益を上げるのが基本的なビジネスモデルです。よって、政策金利が上がれば預金者への支払い金利は増えるものの、企業などの貸付先から得られる金利はそれ以上に増加します。

 国内の銀行銘柄を資産規模の大きい順から並べてみました。

 上記の大手銀行銘柄(大手銀行を傘下に持つ持ち株会社銘柄)は、金利のある世界で直接的な恩恵が得られる可能性が高いと言えるでしょう。なお、ゆうちょ銀行(7182)は企業などへの貸出は行っておらず、上記に入れていません。

金利上昇が収益増加に繋がらないリスクも

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