水道水からPFASが検出、加熱する報道…「安全な水を飲みたい」という要望を受け止める注目株4選!清水建設、クレハ…

本稿で紹介している個別銘柄:プレミアムウォーターHD<2588>、クラレ(3405)、クレハ(4023)、清水建設(1803)
各地の水道水からPFASが検出された、との報道が続いておりPFASリスクが注目されている。食品安全委員会は過度に恐れる必要はないとの見解だが、幼児がいる家庭などでは心配もあるだろう。水道水のPFASリスク回避に貢献する銘柄を取り上げる。みんかぶプレミアム特集「ブレイク予測!最強銘柄」第6回は「PFAS銘柄」ーー。
目次
PFAS(有機フッ素化合物)とは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物は総称して「PFAS」と呼ばれ、1万種類以上の物質があるとされています。PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。これらの物質は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、国内で規制やリスク管理に関する取り組みが進められています。
その中で「発がん性が指摘される化学物質PFASが全国各地の水道水から検出されている」との報道などが続いており、不安が広がっています。
食品安全委員会「PFASで著しい健康影響が生じる状況にはない」
食品安全委員会は2024年6月に、PFASの健康リスクの実態を明らかにする評価書を発表しました。評価はPFOS、PFOA、PFHxSの3種類に対して行われています。評価を行った食品安全委員会の見解としては「通常の一般的な国民の食生活から食品を通じて摂取される程度のPFOS及びPFOAで、著しい健康影響が生じる状況にはないと考えられる」というものでした。さらに「PFOS、PFOA等のリスクを過剰に懸念して食生活を変更することは、栄養学的な過不足をもたらす等の新たな異なるリスクをもたらすおそれがある」とも指摘しています。科学的な観点から食品安全委員会は、PFASに対し過度に恐れる必要はない、との見解です。
参考:https://www.fsc.go.jp/osirase/pfas_health_assessment.html
安全な水を飲みたいという観点からのPFAS銘柄
食品安全委員会の見解がある一方、幼児のいる家庭などでは安心安全のためにPFASリスクを避けたいと思う方も少なくありません。PFASリスクのない安全な水を提供する、という観点で以下に関連銘柄を取り上げました。