石破総理は北朝鮮で性接待を受けたの?国に質問してみた!…「年金シミュレータに信用なし」「少子化対策に根拠なし」主意書が暴いた政府の不都合

参議院選挙が終わり、結果は自公政権が大敗し過半数維持に失敗した。その一方で、参政党や国民民主党が躍進し新たな国会議員が生まれた。そんな国会議員の仕事とはなんだろうか。簡単にいうと、法律を制定したり、国家予算を審議したり、内閣総理大臣を指名したり、内閣を監視したり、だ。そういった仕事をこなすための手段のひとつとして、国会議員は内閣に対して文書で質問できる「質問主意書」という制度がある。2025年は140件の質問主意書を提出した元参議院議員浜田聡氏の秘書である村上ゆかり氏が事務所でどんな主意書を提出してきたのかを解説するーー。
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「石破総理は北朝鮮で性接待うけたのですか?」質問主意書で聞いてみた
テレビ中継される国会質疑とは別に、国会議員が内閣に対して文書で質問を行う質問主意書という制度がある。あまり知られていないが、国民が政治の動向を監視し、理解を深めるための重要な制度である。2025年の通常国会では、参議院議員浜田聡(当時)が140件の質問主意書を提出した事実は、SNSで大きな注目を集めた。提出された数の多さに加え、質問の質を高く評価する声がある一方、一部には国民生活に直結しない質問も含まれるという批判的な意見もあった。提出された主意書の中には、石破茂内閣総理大臣の過去の疑惑に関するものもある。
この質問主意書は、石破茂氏が1992年に北朝鮮を訪問した際の接待疑惑を取り上げている。2003年に週刊誌が報じた内容が元になっており、報道によれば、石破氏が、現地で女性による接待を要求し、実際に受けたという疑惑である。質問主意書では、この疑惑が日本の安全保障に重大な影響を及ぼす可能性があると指摘している。一国の首相が、外国勢力から弱みを握られているかもしれないという懸念は、外交や機密保持の観点から極めて深刻な問題だ。
質問は8項目にわたるが、簡単に抜粋すると
- 政府が石破氏の過去の訪朝についてどこまで把握しているか
- 疑惑について政府が調査を行ったことがあるか
- 政治家が自身への重大な疑惑報道に対して訴訟などの行動を取らない場合、その背景に国家的な配慮や外国からの脅迫がある可能性を指摘し、安全保障上のリスクとなり得るのではないか
といったことを尋ねていた。