「9割5分はインデックス投資だけでいい」株クラスタ期待の投資家が見つけた3つのマイルール「いかに儲けるか思考」こそが投資の罠
IT企業に勤めながら、米国株投資を行っている「投資カピバラ」氏(X: @Capybara_Stock)。投資歴2年にも関わらず、乱高下を繰り返した近年の相場を乗り越え、「堅調」に資産を増やしている気鋭の投資家だ。
そんな氏が、なぜ投資を始めたのか、またどのようなルールで投資を行っているのか。全3回にわたってインタビューをお届けする。第1回目となる今回は、投資カピバラ氏が投資を始めたきっかけや、投資する際のルールについて伺った。
目次
仕事柄アメリカ市場に親しみがあった
――投資カピバラさんには「株で大損した友人がいた」と伺っております。そんな中で、なぜあえて投資を始めようと思ったのか、投資を始めたきっかけについて教えてください。
最初は軽い気持ちで始めたというのが正直なところです。日本株の信用取引で400万円ほど損した友人がおり、その人から「株やってみなよ」と言われても、「ギャンブルみたいで怖い」と思っていました。
そんな折、コロナショックで市場が暴落しているというニュースを耳にして、今始めれば儲かるのではないかと考えたんですよね。そこから急ピッチで情報を調べて、投資を始めました。当時ちょうど在宅勤務に切り替わったタイミングでもあったので、時間に余裕があったのも理由の一つです。
また仕事上、アメリカの企業とも取引があったり、アメリカ企業の製品を業務で利用することも多かったので、アメリカのハイテク企業などに親しみがあったんです。それで米国株をやってみようかと、米国を中心に投資をするようになりました。
――「投資で稼いで何かに使う」という目的ではなく、「投資そのものをやってみたい」という感じだったわけですね。