ネクステージ、アインHD…ニュースに出てきた不祥事企業を買い漁り!2億円投資家が辿り着いた「逆張り投資」の極意
相場の流れに逆行した投資法である「逆張り」。
銘柄の人気が上昇している際には売り、相場環境の悪化などにより人気が低迷した時に買うというこの戦略。損失が大きく拡大するリスクを含む一方で、利益を上げるチャンスも大きくなるが、成功するには、相場を的確に読むための高い洞察力と精度が必要となる。
本稿で取り上げるのは、その「逆張り投資」を駆使して資産2億円超を築いた、みねおか氏(X:@mineoka4)だ。
彼はどのようにして逆張り投資に行き着き、FIREを達成したのだろうか。短期連載「総資産2億円。逆張り投資家が初めて語る、株式相場の見極め方」第1回目は、彼の投資遍歴とFIRE達成後の生活について話を伺った。
目次
購入価格の半分になり「株価を見ない」日もあった
――まず、簡単に投資のご遍歴についてお聞かせください。
株を始めたのは、2002年頃でした。当時中国株が注目されていて、職場の友人たちが内藤証券で取引をしていたのを知っていました。その頃は33、34歳で、まだ新婚だったので、あまりお金はありませんでしたが、私も証券口座を開設してみたんです。
友人は株主優待を目当てに株を購入していて、私も家族で外食ができるなと思い、優待銘柄に興味を持ちました。それから貯金して、2003年からマクドナルドやココス(現・ゼンショー)などの銘柄を購入し始めましたね。
とはいえ、当時は株の知識も乏しく、指標やPBR(株価純資産倍率)、PER(株価収益率)などの基本的な知識もありませんでした。そのため、お金を貯めて、その時に安い優待銘柄を少しずつ買っているだけでした。
――生活費を賄うために購入されていたのですね。