1兆円動かす元機関投資家の”為替取引で一人勝ち”「最強マインド」とは…ゼロサムゲームで結果にコミット

みんかぶマガジンにて、これまで「一流投資家の投資ルール」「注目通貨」などを紹介してきた元機関投資家のリウム氏。
Twitterフォロワー数2万人を超える人気投資家の同氏に、今回は改めて、一流投資家が身につける投資マインドについて、売買のタイミングや、注目通貨も含めて伺った。
目次
前提として、リウム氏の投資対象は主に為替取引だ。
なぜ為替取引がおすすめなのか。
「もちろん、全体像をつかむうえでインデックス・ナスダック・S&P500などの情報も日々押さえてはいます。しかし、個別銘柄までは把握していません。あくまで為替に結びつく情報収集レベルといった程度です。ざっくり言うと8割が為替トレードで、残り2割が長期保有の株や仮想通貨です」
為替取引を中心とするのは、元インターバンクトレーダーというキャリアが関わっている。
「日本のマーケットではインターバンクトレーダーしか知り得ない情報が多かったこともあり、投資の考え方や値動きの予測といったノウハウを徹底的に学べました。結果、独立後も必然的に為替を取り扱っています。とはいえ、現在はTwitterや私が運営するオンラインサロンなどのように、情報が民主化されているので、入手できる情報は一般投資家と大差ないと思っています」
正確な情報を入手できたかどうかが、為替取引の明朝を分ける。
「為替はゼロサムゲームです。ファンダメンタルを利用して値動きの利幅を取りに行くわけです。その中で注目すべきは、以前の記事でもお伝えしたように実需による値動きです。企業間同士の国を挟んだ両替なので、月末のリバランス、五十日(ごとうび)などの両替フローのようにいくつかポイントがあります」
「つまりマーケットを動かしている理由が、金利上昇、株の暴落、各国の政変や事件などといった形で値動きを読みやすいんです。その意味で、前回の記事(「今、日本円が最もチャンスある」…玄人でも難しい主要通貨&素人おすすめ通貨)で日本人はドルと円投資がもっともおすすめだとお話ししました。世界的に見て、アメリカのニュースが情報量が多いことに加え、日本人は日本国内のニュースがもっとも正確かつスピーディーに把握できるからです」
最強マインド「わからないことは避ける」
では、投資対象を円ドルに絞った上で、トレードを実際に行う上で意識すべきことは何か。それは「わからないことは避ける」姿勢だという。