年間配当100万円「実現するために必要なこと」絶対外せない厳選4業種&買いと売りのタイミング…フォロワー12万人投資家

X(旧Twitter)フォロワー12万人超の投資家・配当太郎氏。学生時代に株式投資を始め、リーマンショックでの失敗から配当株投資に目覚め、現在は年間配当額を着実に増やし続けている。初の著書『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資』(クロスメディアパブリッシング)も5万部突破のヒットとなった。そんな配当太郎氏に、今回は配当株投資における株の買い時と売り時について聞いた。通常の投資(キャピタルゲイン)との違いはあるのか――。
含み損を覚悟できないのなら、配当株投資には向いていない
配当株投資において株はどんなタイミングで買うべきか。私の買い判断は非常に軽い感じで、株価やタイミングに関係なく、今の自分のキャッシュと相談して買えそうなら買っていくというものです。「日経平均が高騰している今から投資を始めても大丈夫か?」という相談をよく受けるのですが、私は今が割高だとは決して思っておらず、もしお金に余裕があって有望な銘柄を買えるなら、買っておいたほうがいいと考えています。
配当株投資では、きちんと利益を出して成長している企業に、継続的に投資することが大切です。なぜなら、配当金というある程度の地盤を形成するには、最低でも10年以上かかるからです。
たとえば“投資の神様”ウォーレン・バフェット氏が投資している三菱商事(8058)の株価は7600円超(取材時)ありますが、たとえ5000円台になったとしても慌ててはいけません。その含み損を覚悟できないのなら、あなたは配当株投資には向いていないかもしれません。業績が堅調であるが需給で株価が下がったらチャンスだと思って、また株を買い足せば良いのです。
EPS、PBR、PER、配当利回り、配当性向……配当株投資で見たい必須の数値5つ
とはいっても、何か参考にすべき指標があったほうが安心だとは思います。まずは「1株あたりの純利益」(EPS)、そこから企業の決算短信などから株主への「還元姿勢」を探ると良いでしょう。