羽生結弦の死にものぐるいの汗を知っている私たちは、「可哀想な人々」のゴシップ程度では揺るがない

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一転して羽生結弦のない本となってしまった
これまで様々なコンテンツに携わってきたメディア側のひとりとして、羽生結弦と共にある人々、ひいては羽生結弦とその時代のための一助となればと書いてきたが、今回もゴシップの形成とその事情について格好の事例があったため書いておこうと思う。
多くの知る通り、2月6日発売の山と渓谷社『フィギュアスケート男子ファンブック Quadruple Axel 2024』は当初、これまでの既刊同様に羽生結弦を大々的に収録している、はずだった。