家賃13万円の部屋のまた貸しで手残り12万円…転貸投資、勝利の方程式「特区民泊」大阪市に万博カジノで大波!次の狙いは淡路、箱根…

民泊利用サービス最大手の「Airbnb」(以下、エアビー)が発表した営業実績によると、2023年第4四半期の宿泊および体験の予約数は前年同期比12%増の9900万件となり、収益も同17%増の22億ドル(約3300億円)に増収となった。
今、民泊が再び勢いに乗っている。それは、日本国内市場も例外ではない。23年10月の訪日外国人はコロナ前の同月の人数を超えた。さらに円安も影響し、とにかくインバウンドが増え続けているからだ。
「インバウンドの増加による民泊需要のピークは、まだ先だと考えています」と話すのは、大阪の民泊・Airbnb運営管理代行会社「IDEAL」代表の伊藤大輔氏だ。民泊のオーナーたちに向けて「X」で情報発信もしている伊藤氏に、今、民泊を始めたほうがいい理由をうかがった。みんかぶプレミアム特集「タワマン・戸建て 購入術」第3回。
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民泊のスタンダードは借りた物件を貸す「転貸」
――伊藤さんは民泊の需要はまだこれから伸びると考えているのでしょうか。
日本全国を見てみると、インバウンド需要がだいぶ高まったように思います。ただ、中国人観光客の方々に関して言えば、前ほどは戻ってきてないように感じます。そういう意味では、民泊の需要はこれからもう一段階上がるんじゃないかと。
民泊を使う側のメリットは、やはり大人数で泊まれてかつリーズナブルであることなんです。ビジネスホテルだったら1人につき宿泊料がかかってきますが、民泊は基本的に部屋貸しか一棟貸しです。団体で旅行することが多い中国人にはそのニーズが大きいんです。