世帯年収1000万円弱は本当に老後まで余裕なのか…「私大理系に行きたい」娘の希望に大慌て!塾代も含めて一体いくらかかるのか

受験シーズンが終わったと思いきや、早速、来年度の受験に向けて進学塾の広告が目立つようになってきました。今回は娘さんの進路が急遽、理系の私立大学に変更になった金子さん夫婦のケースをご紹介しましょう。
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世帯年収1000万円弱の40代夫婦。371万6000円が年間の黒字額
金子さんは世帯収入が1000万円に少し届かない40代夫婦。これまで家計をやりくりしてコツコツと資産を積み増してきましたが、長女の進学志望校が「理系の私立大学」に決まり、また大学院まで進むかもしれない可能性あるため合格後は6年間にわたって予想以上に学費がかさむ見込みです。
次女の進路は今のところ未定であるものの、長女と同じく私立大に進みたいと言い出す可能性も否定できません。今後の学費が予想以上にかかる中で自家用車を購入しても大丈夫か、また老後の家計は大丈夫なのか、というご相談になります。家計収支を試算しながらご相談内容に回答していきました。
金子さん世帯は夫が自営業で毎月50万円の収入。妻は会社勤めで毎月25万円の収入にボーナスが年間60万円あります。つまり、夫600万円、金子さん360万円の合計960万円が世帯収入になります。