迫る、金融ショック!「中国バブル崩壊とパリ五輪には警戒せよ」配当500万投資家が徹底解説「現状は砂上の楼閣」相場シナリオ

2024年の株式市場は史上最高値を更新し、3月4日には日経平均株価が4万円を突破するなど、年始から高値波乱が続いている。
一方で、2024年はパリ五輪やアメリカ大統領選挙など、大きなイベントが多数控えているが、投資家たちはこれらの情勢をどのように捉えているのだろうか。
今回は、25年以上の投資経験を持つ、40代でFIREした高配当・優待株運用のエキスパート、ペリカン氏(X:@Pelican_Blog)に、日経平均と株式相場の展望について話を伺った。みんかぶプレミアム特集「1ドル200円時代のサバイバル」第4回ーー。
目次
中国バブル崩壊とパリ五輪の動向に注目
ーーペリカンさんが見る、日経平均と株式相場の展望について教えてください。
リスクについては、正直あまり考えていないと言うと誤解を招くかもしれませんが、基本的には予見できない要素が多いんですよ。
もし将来の動向が明確であれば、逆張り投資で利益を得ることも可能でしょう。ただ、当然ながらわからないので、予期せぬできごとが発生しても、問題のない対策を立てるほうが重要だと考えています。
その上で、株式市場の現状は「砂上の楼閣」だと思っています。つまりはまだまだ脆く、ネガティブニュースに反応しやすい水準だということです。
理由としては、以下の外的要因があげられます。