タトゥーまみれのNISHIMOTO IS THE MOUTH「コンプレックスだった顔をTシャツにしたら、まさか!!」…40歳で無職からの大逆転劇「いつかNHKに出たい」

身体の隅々にまで彫り込んだトライバル・タトゥーに目を奪われる。さらには長髪、金髪のヒゲ。「タダモノではない」とひと目見て誰しもが思うだろう。彼の名前は西本克利。「NISHIMOTO IS THE MOUTH」という、Tシャツなどに自身の顔をプリントし、着実にファン層を増やしているアパレルブランドの主宰である。
彼はどのようにして、ゼロから自分のブランドに付加価値をつけていったのか、インタビューからひもといていく。みんかぶプレミアム特集「至上のアート」第7回。
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世界的な有名ラッパーがまさかの着用
ブランドが本格的にスタートしたのは2019年のときです。もともと、その2年前から自分の顔をプリントしたTシャツは作っていたんですが、身内だけに配っていたものでした。一応、NISHIMOTO IS THE MOUTHには、「架空のカルトクラブ」というコンセプトがあります。“赤ん坊は神であり、西本はその声を聴ける唯一の存在。西本は口である”という意味です。友人で画家のジョージ・ナカムラと、あるブランドのデザインを務める友人含め3人で動かしています。