50万円から資産1億5千万円に…投資歴28年の“億り人”が明かす「至極のマイルール」スクリーニングで何をみる

本稿で紹介している個別銘柄:東映アニメーション(4816)、ブロンコビリー(3091)、ヨシックスホールディングス(3221)
投資歴28年の“億り人”、名古屋の長期投資家(以下:なごちょう)氏。50万円で投資をスタートさせ、現在の資産は1億5千万円を超えている。投資家にとって銘柄の見つけ方と、売るタイミングは利益を伸ばすための肝となる部分。本人にその極意を教えてもらった。全3回にわたって送るインタビューの第1回。
目次
『こち亀』を読んで株に興味
――なごちょうさんが投資家になった経緯を教えてください。
小学生の頃に漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で株にまつわる話が出てきてから、興味を持つようになりました。その後、中学生になった時、父から株をやっていた人の“ある話”を聞いたんです。それは、まだ数十万円だった任天堂の株が数年後に数億円に化けて大儲けした人の話。株式投資には夢があることを知り「これは大人になったら株式投資をやるしかない!」と思いました。
そして、大学生になってがむしゃらにアルバイトとして働き、貯めた50万円で20歳から株式投資を開始。当時はネットで株を買えない時代だったので証券会社に行き、株を買っていました。対面で株を購入するには50万円は少ない方だったので、買うのには勇気がいりましたが、小学生の頃からの夢に向かって一歩を踏み出せたのは大きな進展でした。お金が貯まれば入金して、合計で1000万円ほどは入れていると思います。
現在は投資歴も28年目で、これまでに信用、先物、オプション、ETF、REIT、貴金属、生命保険などに投資し、資産は1億5千万円を超えています。
――なごちょうさんにとっての投資、株とは?