無理して中学受験して中受・高受とも全敗する親子の特徴…著名塾経営者「SAPIX偏差値50はかなり優秀」「夏期講習の成果は9月にはでない」

早いもので、今年ももうすぐ夏期講習の季節がやってくる。塾に通っているご家庭には、夏期講習の案内がもう届いている頃だろう。
「この時期は、今後のお子さんの人生を左右する重要な時期でもあります」と語るのは、X(旧Twitter)のフォロワー数2.3万人超えの教育系インフルエンサー、中学受験を考える塾長(@chuujuwo)氏だ。自身が都心で運営する個別指導塾の経験から得られたノウハウや気づきを投稿し、人気を博している。
小学6年生は、夏期講習をどのように活用すれば良いのか。成功例と失敗例では何が違うのか。同氏に聞いたーー。みんかぶプレミアム特集「完全攻略・中学受験」第5回。
目次
夏期講習はこれまでやってきたことの総仕上げではない…夏の成果は9月には出ない
中学受験は4年生〜6年生の3年間をかけて戦う長期戦です。あまり早くから追い込み過ぎてしまうと、息切れして結局中学受験自体をリタイアしてしまうことになりかねません。そのため、4年生、5年生のうちはまだ塾の夏期講習を休んで、たとえば、2泊3日の家族旅行に行くなどして息抜きすることも重要です。