バリュー株投資一筋25年でFIRE達成!絶対に覚えろ「FIRE達成に必要な3つの指標」

「バリュー株投資」とは、株価が企業の本来の価値を下回っていると見なされる株を購入する投資戦略である。
だが2020年のコロナショック以降、空前の「日本株ブーム」により以前と比べて割安株は少なくなり、銘柄選定の見極めが難しくなっている。
このたび注目するのは、バリュー株投資歴25年の経験を持ち、2023年3月にFIREを達成したRicky日本株研究所氏(X:@jstockslab)だ。現在の株式市場の状況下で、彼はどのようにバリュー株投資を行ってるのだろうか。
みんかぶ短期連載「専業バリュー株投資家が語る、個人投資家の生存戦略」第1回は、Ricky氏の投資遍歴と株式投資におけるマイルールについて話を伺った。
目次
小学生時代に金利に興味を持つ
ーーまず、Rickyさんの投資遍歴を教えてください。
小学生のころ、メガバンクに定期預金を預けて3年ほど放置してみたところ、利率が9%ほどついたことに感動しまして。そこから、金利や投資に興味を持ち始めました。
当時はインフレが激しく、賃金の上昇もそれ以上に大きかったです。稼いで使うという時代で、投資をしている人もいましたが、バブル経済だったため、ギャンブル的な投資が多く、バリュー株投資をしている人はほとんどいなかったと記憶しています。
さらに、当時は配当金が非常に少ない時代で、銀行の利回りのほうが高い状況でした。そのため、株で配当を得るという考えを持っている人はほとんどいませんでしたね。