今期最高益予想で増配も。アフィリエイトサービス好調のGMO TECH<6026>

独自の観点で注目企業の価値を分析するMINKABUマトリクス企業分析。今回はインターネット集客支援サービスを中心としたプロフェッショナル集団、GMOインターネットグループから、GMO TECH<6026>をピックアップします。
Key Point
- 2024年12月期1Q決算では二桁の「増収増益」を達成!2024年12月通期決算においても二桁の「増収増益」を見込む。
- 株主還元においては、2024年12月期の1株当たり配当金は前期比108.58円増額の293.06円を想定。
- 国内のインターネット広告市場が拡大傾向を見せる中、売上高90%を超える「集客支援事業」(「SNS広告」に加え、地図広告の「MEO対策」、検索エンジン対策の「SEO対策」、スマートフォンに特化した「アプリダウンロード促進」「アプリダウンロード後の成果課金広告」など様々な独自商品を展開)と共に、子会社で運営する賃貸DXサービスなどの「不動産テック事業」を展開。
GMOTECHとは
GMOインターネットグループの一員として、GoogleMap上位表示サービスのMEO Dash! by GMO、アフィリエイトサービスのGMO SmaAFFi、アプリダウンロード支援のGMO SmaAD など、様々なサービスラインナップを展開しています。
2006年12月設立の同社は、「GMOインターネットグループにおいてAIで未来を創るNo.1企業グループとしてWebマーケティングDXサービスを提供し、企業様の売上を最大化する考えのもと、顧客企業の期待を超える成果を提供することで急成長を継続中です。
目次
AI技術の活用でSEO・MEO・WEB広告・アフィリエイト広告など、効果的なインターネット広告で企業の売上最大化を実現。
業務の効率化や自動化に適しているPAをはじめ、ChatGPTを代表とする生成AI技術の組み合わせや、自社開発のAIプログラムを活用した業務効率化のためのDX推進などを行うことで、生産性向上と新しい商品価値を提供しています。

サービストピック(2024年6月時点)

Performance(全体業績)
2024年12月期1Q期間における国内経済は、コロナ禍からの脱却が進み、個人消費の回復やインバウンド需要の拡大が進む中、拡大基調で進行しています。国内インターネット広告市場も拡大傾向にあり、2024年度にはインターネット広告媒体費は前年度から8.4%拡大し、2.9兆円を超える見込み(※1)です。
こうした環境の下、同社グループの集客支援事業は昨年度に続き、顧客基盤を拡大し、売上高を増加させております。不動産テック事業についても、顧客数を着実に増加させることに加え、ストック売上を拡大させています。
(※1)出所:電通グループ4社2024年3月発表「2023年日本の広告費インターネット広告媒体費詳細分析」
2024年12月期1Q決算 P/Lは二桁の「増収増益」を達成!
直近決算の2024年12月期1Qは、前年同期比で二桁の「増収増益」を達成しています。売上高1,874百万円(前年同期比37.0%増)、営業利益273百万円(前年同期比96.2%増)、経常利益275百万円(前年同期比97.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益194百万円(前年同期比72.0%増)となりました。
また、2024年12月通期予想でも大幅な二桁「増収増益」を想定しています。



同じく2024年12月期1Q時点の総資産は、3億1千1百万円減少し24億4千5百万円でした。主な変動要因は、現金及び預金381百万円の減少(前連結会計年度末比29.8%減)、受取手形、売掛金及び契約資産83百万円の増加(前連結会計年度末比8.1%増)、投資その他の資産44百万円の減少(前連結会計年度比36.5%減)等によるものです。
負債合計については2023年12月期に比べ299百万円減少し、1,650百万円となりました。未払法人税等118百万円の減少(前連結会計年度末比74.7%減)、賞与引当金71百万の減少(前連結会計年度末71百万円)、未払金53百万円の減少(前連結会計年度末比15.6%減)等によるものです。

一方で純資産は、1千1百万円減少して7億9千4百万円で推移しています。主な変動要因は、利益剰余金19百万円の減少、自己株式10百万円の減少、その他有価証券評価差額金4百万円の減少等によるものであります。なお自己資本比率は、2023年12月期に比べ3.2ポイントUPして32.5%へと推移しています。
2024年12月期は、前期比108.58円増配して1株当たり配当金額293.06円を想定
株主還元においては、株主への利益還元を重要な経営課題のひとつと認識しており、配当性向50%を目安に業績連動型の配当を行うことを基本方針に定めています。2024年12月期の1株当たり配当金額は、前期比108.58円増配して1株当たり配当金額293.06円を想定しています。
事業セグメントは「集客支援事業」と「不動産テック事業」の2部門

2024年12月期1Qの総括
・アフィリエイト事業における海外案件の伸長が、売上高、営業利益の伸びを牽引
・MEOと不動産テク事業の安定したストック収益の積み上げ
・継続的に取り組んできた業務効率改善、生産性向上効果による営業利益の向上
2024年12月期2Q以降のアクション
・主要事業の安定的な業績成長を継続するため、業績指標管理の鉄帝都適切な打ち手の実行
・人材育成
・AIで未来を創るNo.1企業グループに向けてAI活用を中心とした生産性向上施策を継続
ESG Elements(環境・社会・ガバナンス)
SDGsの認識浸透とともに、ESG項目は企業の成長可能性をはかる視点のひとつになりつつあります。
「社員が活き活きと仕事ができる」企業グループを目指して「次世代育成支援対策推進法」および「女性活躍推進法」に基づく「一般事業主行動計画」を策定しています。
「女性管理職比率:10.3%」
「有給取得率: 64.8%(2022年1月1日~2022年12月31日)」


AI技術の活用でSEO・MEO・WEB広告・アフィリエイト広告など、効果的なインターネット広告で企業の売上最大化を実現することを目指した事業を展開するGMO TECH株式会社は、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、ChatGPTなど最新AI技術を組み込むことで、生産性向上と新しい商品価値を提供しています。
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