投資家アナウンサー・佐田志歩、“あるトレンド銘柄”を買ったところ成績が急上昇…負けから掴んだ逆転の投資術「決算で買って、次の決算までに売る」

本稿で紹介している個別銘柄:山崎製パン(2212)、三井物産(8031)、関西電力(9503)
フリーアナウンサーとして競馬番組のキャスターやイベントMCなどで活躍する傍ら、投資家として“億り人”を目指す佐田志歩さん。成功を収めた個人投資家と直接会う機会が多い佐田さんですが、投資を始めたばかりのときは負けが続いていたと言います。彼女が勝ちへの道筋を見つけたきっかけとは?全3回にわたって送るインタビューの第2回。
目次
「大型銘柄だから大丈夫」謎の自信が仇に
――佐田さんは約4年間投資を続けてこられて、酸いも甘いも経験されていると思います。印象に残っていることを教えてください。
苦い経験をしたのは、2021年です。半導体銘柄の株価が伸び、大きな利益を得た人も多いと思います。
私も半導体銘柄を新規で買ってみましたが、買った途端に株価が急落。マイナス30万円になったところで損切りしました。投資資金100万円のうち、30万円の損切りなので、残りは70万円。この資金では2銘柄ぐらいしか買えない状態になったので、かなりの痛手です。
――損切りをするのは、あらかじめ30万円と決めていたのですか?
決めていたわけではありません。買ったのは大型銘柄だったのですが、「大型銘柄だから大丈夫」という謎の自信があり、価格が下がってもすぐに戻ると思い込んでいました。前回の記事でも出てきましたが、ここでも確証バイアスが働いてしまったのです。