もう、全部話します。これが15年で資産51倍にした男の銘柄だ!ラウンドワン、タカラトミー、ハピネット…元スロプロ投資家が推奨する2025年の注目銘柄。新春怒涛の10連発祭り

本稿で紹介している個別銘柄:HD韓国造船海洋(009540:KS)、三井E&S(7003)、名村造船所(7014)、ダイハツディーゼル(6023)、古野電気(6814)、寺崎電気産業(6637)、ソフトバンクグループ(9984)、ラウンドワン(4680)、ハピネット(7552)、タカラトミー(7867)、高砂熱学工業(1969)、大氣社(1979)、三機工業(1961)、ダイダン(1980)、新日本空調(1952)
特定の投資家の真似をする「イナゴ投資」によって財を成す人もいる一方、自身で適切な投資判断を下すのは難しく、損失を被るケースも少なくない。
長期的に勝ち続けるためには、やはりテクニカルやファンダメンタルズ分析など、しっかりとした基準に基づいて投資を行うことが重要になってくる。
今回クローズアップするのは、パチスロで培った「期待値理論」を駆使し、15年間で資産を51倍に増やしたトワッピー氏(X:@towa_value)だ。
なんとなく投資をしている人にとって、彼が語る上記の理論に基づく投資法は、目から鱗だろう。
みんかぶマガジンの短期連載「元スロプロ投資家が説く、負けない株の期待値理論」第3回では、トワッピー氏のポートフォリオと情報収集源、さらに2025年の株式相場における見通しについて話を伺った。
目次
2025年は「ラウンドワン、ハピネット、タカラトミー」で勝負したい
ーートワッピーさんのポートフォリオについてですが、造船関連の銘柄が多いと伺いました。主な銘柄について教えていただけますか?
あまり出来高がない銘柄については省略させていただきますが、約50銘柄保有しています。以下、保有銘柄の一例を挙げます。
・HD韓国造船海洋(009540:KS)
あと、少し希望は薄いものの、MBO(※1)の可能性も視野に入れています。そうした銘柄をポートフォリオに加えることで、カタリスト(※2)を見つける機会を増やし、期待値を高めています。
※1.経営陣が自社株式や一部の事業部門を買い取るM&A手法
※2.価格を動かす要因
ーー上記の組入銘柄に関する、今後の戦略があれば教えてください。
造船セクターについては、今後の見通しがある程度ついており、予想されるEPSや配当利回りも算出できます。
これはXでも投稿していますが、2024年のNISA枠はHD韓国造船海洋に充てており、2024年12月時点で60%の利益が出ています。しかし、今後1年程度で売却する予定はありません。三井E&Sや名村造船所についても1年半ほど保有しており、いずれも長期的に保持するつもりです。
次に、半導体関連にも注目しています。個々のニュースによって売買が行われていますが、この分野は長期的な成長が期待できると考えています。私の保有する銘柄の中では、ソフトバンクグループが注目株です。ここは、ロボットアーム事業の評価がもっと高まるべきだと思っています。
さらに、ラウンドワン(4680)も4年ほど保有しています。国内ではボウリングやゲームセンターのUFOキャッチャーが成功していますが、海外での展開は難しいこともあります。しかし、ラウンドワンは米国でも店舗を展開していて、人気もあるそうです。
また、円安の影響で日本のインバウンド需要が増加しています。なかでも、日本食は高価格でも行列ができるほど人気があります。そのため、ラウンドワンはボウリング場やUFOキャッチャー、日本のIP(知的財産)キャラクター商品、日本食を提供する店舗として期待できるかと。
最近では、ラウンドワンが米国でセーフティーネットとして機能していると報じられました。日本で言えば、コンビニのような存在で、防犯面からも夜間でも安心して利用できる場所となっています。米国は車社会で土地も広いため、出店場所の心配は少ないです。ジムに行く感覚でラウンドワンに通うようになれば、急速に普及する可能性があります。
このまま出店が進めば、時価総額も上がるでしょう。現在の約2510億円から、将来的には2800億円から4000億円を目指せると考えています。
ーーやはり、これからインバウンド関連は強いのでしょうか?
そうですね。私は特に日本のIPキャラクターに注目しています。例えば、ラウンドワンのUFOキャッチャーの景品はほとんどが日本のキャラクターのぬいぐるみです。これと同様の理由で、タカラトミー(7867)やハピネット(7552)にも注目しています。
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ーーそのほか、注目セクターはありますか?