「塾に通うだけでは絶対に見えてこない・・・」上位校合格家庭は知っている学習効率の爆アゲ法

中学受験で学力を最も大きく左右するのは、「家庭学習」の充実度だ。同じ授業を受けて、同じテキストを使って学習していても、家での学習の質によって「学習定着率」や「得点力」は大きく異なる。
Youtubeなどで受験関連情報を発信している「akira/中学受験Walker」氏によると、上位校合格家庭ほど「点を取る技術」だけでなく「日々の学習効率」に目を向けていると語る。
「机の周りに何をおくべきか、どんな文具や教具を用意しておくか、プリントや教材管理をどのように行うかといった工夫が、家庭学習の効率に直結します。子供が集中して学習し、勉強へのモチベーションを保つための環境づくりは親がすべき最優先事項です」
塾に通うだけでは見えてこない、中学受験の成功家庭の知られざる「自宅学習の秘密」を受験業界を知り尽くしたプロの目線から語ってもらった。連載全3回の第1回。
目次
休息、食事、寝起き・・・家庭の創意工夫が大きく影響
トップ校合格者のご家庭に「家庭でどのような学習の工夫をしていたか」というアンケートを行うと、勉強に関するさまざまな創意工夫が回答フォームにびっしりと寄せられます。
暗記法、苦手単元の復習法、赤本の使い方など勉強に直接関係するものも多いですが、それと同じくらい書かれているのが、集中力の維持の仕方や休息の取り方といった「受験生活全般」に関するアイデアです。
学校や食事、寝起きなど別の動作から、パッと受験モードに頭を切り替えて学習に入れるか、一度集中したらそれを持続できる学習環境を用意できているか、短時間でリフレッシュするための方法を複数用意できているか。こうしたちょっとしたコツの積み重ねは、学習効率に大きな影響を与えます。
子供の受験で真っ先に目がいくのが塾・教材・志望校・偏差値といった「家庭外」のことでしょう。しかし、まずは足元の「家庭内」の学習環境を振り返ってみてください。