トップ校に合格する家庭が高価な教材ではなく、必ず買っている「家電」とは?中受プロがオススメする「一家に一台」のワケ

中学受験で学力を最も大きく左右するのは、「家庭学習」の充実度だ。同じ授業を受けて、同じテキストを使って学習していても、家での学習の質によって「学習定着率」や「得点力」は異なる。
Youtubeなどで受験関連情報を発信している「akira/中学受験Walke」氏は、上位校合格家庭ほど「点を取る技術」だけでなく、「日々の学習効率」に目を向けているという。
「机の周りに何をおくべきか、どんな文具や教具を用意しておくか、プリントや教材管理をどのように行うかといった工夫が、家庭学習の効率に直結します。子供が集中して学習し、勉強へのモチベーションを保つための環境づくりは親がすべき最優先事項です」
塾に通うだけでは見えてこない、中学受験の成功家庭の知られざる「自宅学習の秘密」。受験業界を知り尽くしたプロが解説する。連載全3回の第3回。
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中学受験は「家族全体」の戦いになる
中学受験で最後に合否を分けるのが、「過去問対策」です。6年生の秋以降になると、声の教育社などから出版されている過去問をコピーし、繰り返し解くのが日課になっていきます。
その際に重要なのが、「カッター」と「コピー機」です。過去問の本は厚さがあるため、カッターなどで切り離した方がコピーが取りやすくなります。そして、コピー機ですが上位校合格家庭の多くが「A3対応」のものを購入しています。
A3のコピー機となると、一般家庭にはかなり大きなサイズになります。ただ、本番同様の解答用紙で問題を解くためには、過去問の本に載っている解答用紙ページを指定の倍率で印刷する必要があり、そのためにA3サイズに対応したコピー機が必要になるのです。