最強立地のマンションを“割安”で手に入れる禁断のテクニックとは 賢い人だけが気づいている「築〇〇年こそ最強」説の真相

「今のマンション価格はバブルだ。暴落するまで待つべきだ」――。そんな声に惑わされ、マイホーム購入に踏み切れない会社員は多い。しかし、その「待ち」の姿勢こそが、将来の資産形成を危うくする罠であると、マンションインフルエンサーのおかぴ氏は警鐘を鳴らす。
20年後も価値が落ちない「最強の立地」の見極め方から、限られた予算で優良物件を手に入れる「妥協の技術」、100万円単位で差がつく価格交渉術まで、ここでしか言えないマンション購入戦略を同氏に詳しく語ってもらった。全4回の第2回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
なぜ同じ「駅近」でも資産価値に天と地の差が生まれるのか
さて、厳しい現実を受け入れた上で、私たち一般的な会社員はどうすれば資産価値の落ちにくい、良いマンションを手に入れることができるのでしょうか。
マンション選びには様々なポイントがありますが、私が断言できるたった一つの絶対法則があります。それは、「マンションは立地がすべて」ということです。
ここで言う「立地」とは、単に「駅から近い」ということではありません。より重要なのは、「どの駅に近いか」、そして「都心からの物理的な距離」です。
20年後も資産価値を支える“最強の立地”の見極め方
例えば、ここに2つの物件があったとします。ひとつは、池袋駅から徒歩10分の物件。もうひとつは、府中本町駅から徒歩3分の物件です。
駅からの距離だけを見れば、府中本町駅の物件のほうが圧倒的に優れています。しかし、資産性という観点で評価した場合、間違いなく価値が高いのは前者、池袋駅の物件です。なぜなら、池袋は複数の路線が乗り入れる巨大なターミナル駅であり、そのほかの都心エリアへのアクセスも抜群だからです。
つまり、資産価値の高い「立地」とは、「複数の路線が乗り入れる、ビッグターミナル駅への近さ」と、「都心(千代田区、中央区、港区など)への物理的な距離の近さ」、この2つの要素で決まると考えてください。この「立地の優位性」こそが、20年後、30年後も物件の価値を支え続ける最も重要な基盤となるのです。
「高くて買えない」は、戦い方を間違えているだけ
「立地が重要なのはわかった。でも、そんな場所は高くて買えない!」
その通りです。だからこそ、私たちは「何を優先し、何を妥協するか」という判断、いわば「妥協の技術」を身につける必要があります。
では、何を妥協すべきなのでしょうか?