投資信託はどこで買うのがよいのか? みんかぶ編集室 2022.01.17 はじめての投資信託 「投資信託を始めたいけど、どこで買えば良いか分からない。」そんな悩みを抱えてはいませんか? 投資信託は証券会社や銀行だけではなく、郵便局や保険会社など様々な金融機関で買うことができます。 「どの金融機関を選んでも同じ」と考える方もいるかもしれませんが、取り扱っている投資信託の数や購入時に必要となる手数料の金額、運用相談の可否など、各販売会社ごとに特徴があります。そのため自分のスタイルに合った販売会社を見つけることが大切です。 ここからは「投資信託はどこで買うのがよいのか」について、その基礎の基礎から詳しく説明していきます。 目次投資信託を買える場所投資信託はどこで買うのが良いのか相談するか自分で調べるか証券会社(対面販売)か金融機関(銀行)かまとめ 投資信託を買える場所 「投資信託を買える場所なんて限られている。」そんなイメージを持ってはいませんか? たしかに、かつては証券会社または一部の投資信託会社でしか投資信託を取り扱っていませんでした。しかし、1997年の「金融ビッグバン」により金融の自由化が進んだことで、現在では多くの場所で投資信託が買えるようになりました。 現在の主な販売会社は以下のとおりです。 証券会社ネット証券銀行その他金融機関(郵便局、保険会社、信用金庫、信用組合、農協など) 投資信託の買い方も多様化しています。対面での購入から電話、ネットに至るまで様々な買い方があり、各販売会社によってその買い方は異なります。買う前にきちんと確認しておきましょう。 投資信託はどこで買うのが良いのか 「投資信託はどこで買うのが良いのか」について考える上で、まず前提として理解しておくべきことがあります。それは以下の2つです。 同じ投資信託ならどこで買っても運用成績に差が出るわけではない投資信託は中長期的な運用を基本としている これらの前提を元に投資信託の購入先を考えると、その判断材料は 自分のスタイルに合った投資信託を販売している金融機関購入時手数料が安い金融機関親身になって相談に乗ってくれる身近な金融機関 の3点だといえるでしょう。 理由としては、販売会社が違っても投資信託の運用成果は同じであり、中長期的運用を基本としているならば、長い付き合いができ信頼できる販売会社を選ぶことが安心した運用につながるからです。 もしくは、ある程度自分で知識があり、同じ投資信託なら手数料等が安く、手軽に購入できる金融機関がいいという方もいるでしょう。 相談するか自分で調べるか 投資信託は6000種類以上と種類が多く運用方針など様々であるため、購入に際し、どの投資信託をどう運用していけばよいのか不安になる方も多いように思われます。 その点、証券会社や金融機関の窓口では金融のプロに相談しながら決めることができます。 販売員がそのまま担当者としてついてくれることもありますし、ちょっとしたことでも相談可能な人ができる、というのは大きな魅力のひとつではないでしょうか。 反対に、ネットで購入する場合では自分で調べることにより時間的、場所的制限なく自由に銘柄選択することができます。 時間的制約がなく365日24時間注文可能なので、平日に金融機関の店舗に行く時間がなかなか取れない人にとっては非常に便利です。最近はサイト上の投資情報も充実しており、ますます情報が集めやすくなっています。 また、ネットで買う方が証券会社や金融機関の窓口で買うより手数料が安くなることもあるので、調べておきましょう。 証券会社(対面販売)か金融機関(銀行)か 証券会社(対面販売)と金融機関(銀行)のどちらで投資信託を買うのがよいでしょうか?一概にどちらかが絶対いいというわけではありませんが、目的・知識量などによって向き不向きは存在します。 本章を通して、どちらが自分に合っているのか判断してみましょう。 証券会社の場合、一般的な金融機関に比べ取扱商品が豊富であり、自社商品があることもあります。また、セミナーなども豊富に開催されているので初心者の方でも気軽に参加することができます。 金融機関(銀行)の場合、身近で普段から利用している銀行であれば比較的容易に口座開設が可能であり、いちいちお金を移動させる必要もありません。 さらに、投資だけではなくお金関係全般の相談が可能なため、1つの場所でお金を管理、運用していきたい方に向いています。 ただ、証券会社と金融機関(銀行)双方の注意点として、「特定の商品を勧められる可能性がある」ということがあります。販売会社の都合の良い商品を勧められることもあるので、慎重な判断が求められます。 最後に、証券会社と金融機関(銀行)のメリット、デメリットを表で整理しておきます。 証券会社 金融機関(銀行) メリット 取扱商品が豊富 独占的に販売している商品がある場合もある セミナーに参加できる ネット証券では売買の時間・場所の制限がない ネット証券では余分な手数料がとられず、信託報酬のみで済むケースが多い 身近な場所で投資が可能 1つの場所でお金を管理できる 全般的なお金の相談が可能 デメリット 総合証券では手数料が高め 総合証券では特定の商品を勧められる可能性がある 取扱商品が少なめ 手数料が比較的高め 特定の商品を勧められる可能性がある まとめ 投資信託はさまざまな金融機関で買うことができますが、「どこで買うのがよいのか」については結局のところ自分の投資スタイルやニーズによります。 自分に合った金融機関を選択するために、この記事を参考にしながら実際に金融機関の店舗に足を運んでみたり、自分でネット証券を調べてみたりして納得のいく購入先を見つけましょう。