なぜペロペロ少年を擁護…回転寿司AIカメラ導入に「監視社会化を懸念」と難癖! 加害者守るマスコミに現役店員が涙

回転寿司の醤油ボトルや湯のみを舐め回した「ペロペロ少年」がネットで炎上し話題となっている。たしかにペロペロ少年は未成年ではあるが、マスコミの異様な少年擁護は、本当の被害者である「回転寿司店」をあまりにも無碍(むげ)に扱っていないか。ノンフィクション作家の日野百草氏が取材した――。
人工知能カメラシステムの導入を決めた回転寿司
「監視するためのものではなく、お客様を守るためのカメラだと思います。これからすべての回転寿司チェーンでも当たり前のシステムになると思います」
回転寿司チェーンで働く社員に電話で話を聞く。別の取材『なぜ加害者ばかり擁護…ペロペロ少年とスプレー少年を守る大手メディアのズルさ「遊び場じゃねぇんだよ」回転寿司社員が怒りの告発』で彼は「店は遊び場じゃない」と訴えていた。
「お客様に安心して食べてもらうためにも、変に疑われたりしないためにもカメラは必要でしょう」
据え置きの醤油ボトルや湯のみを舐め回し、レーンの寿司にツバをつけるなどした、いわゆる岐阜の「回転寿司ペロペロ少年」や、それと前後して熊本にあらわれた消毒用アルコールをレーンに吹きまくる「回転寿司スプレー少年」など、回転寿司に対する迷惑行為がネットを中心に拡散した。それをうけて3月2日、大手チェーン店のひとつである「くら寿司」はレーンを監視する「人工知能カメラシステム」(AIカメラ)を開発、順次導入すると発表した。