回転寿司で悪戯した若者よ、震えているか? ペロペロ男逮捕に現役店員「店は遊び場じゃない。働く場であり、生活の場なんです」

回転寿司での “テロ行為” がインターネットを騒がしていたが、ついに逮捕者が出てしまった。ノンフィクション作家の日野百草氏が現役店員らを取材した――。
なぜ「尾張藩」はペロペロしてしまうのか
ついに「回転寿司ペロペロ」で逮捕者が出てしまった。
2月3日、愛知県名古屋市の「くら寿司」で、しょうゆ差しの注ぎ口をなめまわす動画を撮影、インターネットに投稿した住所不定、無職の21歳の男とその仲間2人の計3人が3月8日、愛知県警に逮捕された。
間違わないでほしいのは、先に騒動となった岐阜市の「スシロー」における「回転寿司ペロペロ少年」とは別の人物である。今回逮捕された容疑者は成人しているため少年でないので「回転寿司ペロペロ男」と「その一味」いうことになる。
それにしても、なぜ名古屋市と岐阜市、古い括(くくり)りでなぞらえるなら「尾張藩」はペロペロしてしまうのか。両市周辺とも織田信長や尾張徳川が治め、NHKの大河ドラマ『どうする家康』で盛り上がる地域でもあるが、まったくの偶然か、連続して回転寿司のペロペロ騒動が起こり、ついに逮捕者が出てしまった。