「世界では低学歴」日本の大卒の末路…途上国レベルに急落「学生に優秀な人材がいない」という人事部の本音

ランキングで急降下中の日本の大学
世界の大学の中で日本の大学ランキングが急降下中だ。
イギリスの高等教育専門誌(Times Higher Education)の「THE世界大学ランキング」の2023年版が発表された。
ランキングは教育、研究、論文引用、産業収入、国際性の5分野13項目を指標に、世界104の国・地域の1799の大学をラング付けしたものだ。日本の1位は言わずとしれた東京大学だが、世界のトップ20にも入っておらず39位。昨年の35位から順位を落とした。
ちなみにトップ20にはアメリカのハーバード、スタンフォード、プリンストン、イエール、ペンシルバニア大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)など13大学。そのほかイギリス、スイス、カナダの大学、アジアでは中国2大学、シンガポール1大学が名を連ねる。東大は39位だが、その上の36位のシンガポールのもう1つの大学がランクしている。さすがにアジアの教育大国と呼ばれるだけはある。
日本の大学の多くが途上国や新興国並みレベル
日本で2位の京都大学でも68位。他の旧帝大系は東北大学が201~250位、大阪大学251~300位、名古屋大学は301~350位、北海道大学、九州大学は501~600位。日本の有名私大では慶應義塾大学が801~1000位、早稲田大学、立教大学が1001~1200位、さらに最下層の1201~1500位に法政大学や日本の国立大学がひしめいている。