窓際三等兵「中受クラスタは子供をポケモンと勘違いした親の集まり」…「SAPIXの中央値はMARCH」説をガチ検証したら、驚きの結果が!!

タワマン文学作家の窓際三等兵氏が、巷でささやかれている「SAPIXの中央値はMARCH」という俗説をぶった斬るーー。みんかぷプレミアム特集「最強の中学受験」第2回。
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藤沢数希「SAPIXの中央値はMARCH」
こんにちは、窓際三等兵と申します。普段はタワマンについてクソみたいな文章を綴っているのですが、何故か「中学受験で記事を書け」と指示を受けたのでこうしてキーボードを叩いている次第です。
「SAPIXの中央値はMARCH」
学歴界の大御所、作家の藤沢数希氏が提唱した概念であり、定期的にTwitter(X)で燃えるネタですね。小学校のうちから多額の費用を投じ、親子二人三脚で過酷な受験戦争を戦い抜いても、最終的な終着点はMARCH。公立高校で高3夏まで部活を本気でやっていたような子と最終学歴が同じなら、中学受験なんて意味ないじゃん――。こんな感じで、中学受験のコスパの悪さを揶揄する文脈で使われがちなフレーズでもあります。
窓際三等兵「附属校という観点で見ると、『SAPIXの中央値はMARCH』はその通りだ」
SAPIXといえば、言わずとしれた関東中学受験界の頂点です。その圧倒的な実績は他の追随を許さず、腕利きの講師陣に洗練されたカリキュラム、親泣かせのプリントの量と話題に事欠きません。中学受験イコールSAPIXというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そういう意味で、我が子の中学受験を考えた親御さんが真っ先にSAPIXの門戸を叩くのは極めて自然な流れです。息子なら開成か筑駒、娘なら桜蔭かJG。ゆくゆくは東大や国立大の医学部という学歴ピラミッドの頂点に登頂し、そこで掴む輝かしい未来――。