竹中平蔵「慶應高校の大応援を批判する人は、相当な暇人か嫉妬している人だけ」…私も涙した「ああ、甲子園」

みんかぶプレミアム特集「慶應義塾高校 強すぎる私学」第4回は、慶應義塾大学の名誉教授が議論を呼んでいる、甲子園での「慶應の大応援団」を全面擁護する。「何も問題ではない。むしろあの応援団から学ぶべきである」。竹中氏の言葉の真意とはーー。
私は慶應大を卒業していないが、慶應ファミリーの一員
107年ぶりに慶應義塾高等学校(塾高)野球部は夏の甲子園で全国制覇しました。
私は和歌山県立桐蔭高校と一橋大学を卒業後、日本開発銀行に入行した後、ハーバード大学、ペンシルバニア大学で研究をしました。ですので、私は慶應を卒業したことはありません。しかしその一方で、私は慶應ファミリーの一員、「塾員」でもあります。
慶應では学生のことを塾生と呼びますが、それに対して卒業生や教職員のことは「塾員」とひっくるめて呼ばれます。私は1990年に慶應義塾大学総合政策学部の助教授となり、その後同教授も勤め、2016年より慶應義塾大学の名誉教授になっています。塾員として多くの若き塾生たちとキャンパスで過ごした日々はかけがえのないものです。
そういった背景もあり、この度の塾高野球部の快進撃にはとても興奮しました。
実は私、高校時代は吹奏楽団員だった
実は私、出身の和歌山県立桐蔭高校では吹奏楽部に所属し、ホルンを吹いていました。野球部のキャプテンが遅くまで練習しているのを普段見ていたので、高校野球応援では一生懸命演奏していたのを記憶しています。そして野球部が負けた時には一緒に涙を流しました。