羽生結弦という存在がこの時代にある奇跡…RE_PRAY「もはや余計なものをつけることのない「芸術」の創造」ストレートに存在・命を問いかける旅へ

目次
もはや余計なものをつけることのない「芸術」の創造
私はいま、僥倖の中にある。
文化の創造、歴史の創造という僥倖の中に。
それは、羽生結弦によって創造される、時代の僥倖である。
もちろん、私の僥倖である。羽生結弦と共に生きる人々それぞれに、それぞれの「僥倖」があったろう。
『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd RE_PRAY』(以下『RE_PRAY』)、それは新たなフィギュアスケートの、いや舞踏芸術、もはや余計なものをつけることのない「芸術」の創造だった。
ひいては文化の、そして歴史の創造となる。