早大卒有名教育パパ断言「小1からサピックスに通わないと有名中学入れない」…サピックスとそれ以外で広がる教育格差
まとめ系インフルエンサーの滝沢ガレソ氏に「『中学受験で志望校に落ちた中2の娘が、今度は英検準1級に落ちたので、敗因分析をしようと思う─』小1の時から娘と共に受験勉強に励む父親のツイートが物議」と紹介されたことで一躍有名になった、中学受験系教育ブロガーの戦記氏(@SenkiWork)。
最前線の中学受験事情に詳しい同氏は「首都圏では、小1から中学受験塾サピックスに通わせるのが常識になってきています」と語る。一体なぜなのか。我が子を中学受験の勝ち組集団である「鉄緑会指定校」に合格させるために、親は子に何をさせる必要があるのかーー。みんかぶプレミアム特集「逆転の中学受験」第3回。
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日本の小学生トップ0.1%の学力最上位層が見ている世界
教育投資をテーマにX(旧Twitter)を運用している、戦記(@SenkiWork)と申します。再び、みんかぶさんから寄稿を依頼頂きましたので、2024年1月現在に僕が見ている仮説を執筆することにしました。
僕が娘への教育投資ブログ(https://senkiwork.com/)を開始したのは、娘が小1だった2016年6月。サピックス最下位クラスであるAクラスで悶々としていた時期でした。小1で成績のターンアラウンドを実施し、小2以降はサピックスで安定的に最上位クラスの世界を見てきました。現在中2の娘は、面倒見が良くてスパルタンなカリキュラムで鍛えることで有名な、都内の女子中高一貫校(鉄緑会指定校)に通っています。鉄緑会という東大受験専門塾においても「レギュラーコース」という選抜された54名の一人として揉まれています。2009年生まれの娘が見ている景色や、日常的に触れている情報というのは、日本の同世代約100万人のうち、総合的な学力上位1000名、すなわち上位0.1%が持つ世界観となります。